フロントライト内蔵で2000時間動作するサイクルコンピューター

サイクルコンピューターのRaptor2 Pro(ラプターツープロ)がGloture のECサイト(GLOTURE.JP)で2020年9月24日より販売開始。一般的なサイクルコンピューターと同様に心拍数センサー、速度・ケイデンスセンサーと接続可能。明るく広い視界を確保するフロントライトを内蔵したオールインワンなモデル。

特徴
● 明るさ400ルーメンのフロントライトを内蔵した画期的なサイクルコンピューター
● 多彩な機能を1つのボディに統合。 BLE4.0でさまざまなセンサーと接続
● 2.1インチ大型液晶で見やすい
● コンパクトサイズなためハンドルバーのスペースを大幅に節約
● フル充電後、 2000時間動作(ライト非点灯で)
● 悪天候に強い防水・防塵性能 IP65

高性能フロントライトを内蔵し、 使いやすさと安全性を実現

Raptor2 Proの特徴は、明るさ400ルーメンで極めて広い視界を確保する高性能フロントライトを内蔵していること。 ライトとサイクルコンピューターを別々に取り付ける必要がないので、ハンドル周りがスッキリとして自転車を軽量化することが可能。

驚異の2000時間。 極めて長いバッテリー持続時間

省エネルギー性能に優れたBLE 4.0テクノロジーにより、Raptor2 Proのバッテリーは最大約2000時間持続できる(ヘッドライトを消灯した状態で)。また、フロントライトの電力が不足しても、Raptor2 Proはさらに約8時間動作し続ける。

より快適な視界を実現するセンターマウントは別売

Raptor2 ProはBLE4.0ワイヤレス接続を使用し、BLE対応の速度・ケイデンスセンサーや心拍数センサーをサポート。Raptor2 Proには標準で「速度・ケイデンスセンサー」が付属。さらに別売の心拍数センサーと組み合わせることで自身の運動パフォーマンスを効率的に分析できる。

本体9100円(税別)、本体+センターマウントセット1万600円(税別)。

●商品詳細ホームページ

中村輪夢と大池水杜がBMXフリースタイル・パーク優勝

第4回全日本BMXフリースタイル選手権が9月21日に岡山市の岡山市役所特設会場で開催され、中村輪夢大池水杜が優勝した。

中村輪夢(左)と大池水杜 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

予選を勝ち抜いた上位8選手で争われた男子エリート決勝は、中村が難易度の高いトリックを組み合わせ、安定したライディングで完全優勝した。大会2連覇、自身3度目の全日本タイトルを獲得した。

中村輪夢が難易度の高いトリックを組み合わせ、安定したライディングで完全優勝 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

「全日本連覇はもちろんうれしかったが、それ以上に今年の長期練習期間に作り上げてきたトリックである720Tailwhip(セブントゥウェンティーテイルウィップ)を、大会決勝のランで組み込め成功できたことは、成長を実感でき大きな収穫であった。また現状では感染防止対策から無観客試合の可能性があった中、今回の大会が開催されたことで練習でのモチベーションアップにもつながり、大会開催に感謝している」と中村。

男子エリート優勝の中村輪夢(ウイングアーク 1st)を中央に左が2位高木聖雄(JFBF)、右が3位大和晴彦(LCDJ) ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

女子では、大会3連覇中の大池が安定したスムーズなライディングでまとめ、全日本タイトルを守り抜いた。

大会3連覇中の大池水杜が、安定したスムーズなライディングでまとめ、全日本タイトルを守り抜いた ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

「無事に大会連覇できたことに安堵の気持ちではあるが、女子エリートクラスの参加者が増え、表彰台を埋め尽くせたこともこれまでにない経験でうれしかった。また今大会の場で初披露できたトリックのスーパーマンを含む、いいパフォーマンスを自信に、来年に向けても技の完成度アップに取り組んでいく」と大池。

女子エリート優勝の大池水杜(ビザビ)を中央に左が2位深尾梨奈、右が3位佐藤孔怜 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

●日本自転車競技連盟のホームページ

佐々木元と石﨑光紗季がBMXフラットランドで日本王座へ

第4回全日本BMXフリースタイル選手権が9月20日に岡山県岡山市の特設会場で開幕。フラットランド種目決勝で佐々木元と石﨑光紗季が優勝した。

フラットランド全日本チャンピオンの佐々木元(左)と石﨑光紗季 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

新型コロナウイルスの影響により主要大会の中止が続く中、国内自転車競技では最初となる全日本選手権の開催となった。感染防止対策が施されたパーク会場(岡山市役所)、フラットランド会場(イオンモール岡山)の両会場では、全国から集まった選手の熱いライディングで盛り上がりを見せた。

予選を勝ち抜いた上位8選手で争われた男子エリート決勝は、佐々木元が高難度なトリックを繰り出し、2019年に続く2年連続での全日本チャンピオンに輝いた。

佐々木元が高難度なトリックを繰り出し2年連続で全日本チャンピオンに ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

「急きょ大会開催が決まり緊張する日々が続いたが、無事にタイトルを守り抜くことができてホッとしている。 選手の声を取り入れた大会運営にも感謝である」と佐々木。

女子クラスでは2019年に初代フラットランド日本チャンピオンを獲得し、2019年のUCIアーバン世界選手権でシルバーメダルを獲得した石﨑光紗季が、安定したライディングを見せて2年連続でのタイトルを獲得した。

石﨑光紗季が安定したライディングを見せ2年連続でタイトル ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

「今シーズンは大会中止が続き、長期の練習期間を得ることで新技の練習に取り組めたが、短期間で大会用にコンディションを整えるのが大変だった。大会はとても緊張したが、2連覇しタイトルを獲得できて安心した」と石﨑。

男子エリート優勝の佐々木元を中央に左が2位漢那史哉、右が3位早川起生 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation
女子エリート優勝の石﨑光紗季(右)と2位舩津絵里 ©Naoki Gaman / Japan Cycling Federation

●日本自転車競技連盟のホームページ

梶原悠未が世界チャンピオン仕様のスペシャルバイク公開

2020年UCI世界選手権大会女子オムニアムで優勝した梶原悠未が、機材サポートを受けるブリヂストンサイクルから世界チャンピオンの証であるアルカンシエルデザインのスペシャルバイクを提供された。

梶原悠未がオムニアム出場時に使用するアルカンシエルデザインバイク

梶原悠未のコメント

「ブリヂストンフレームのクールなブラックにアルカンシエルカラーがりりしくデザインされていて、とてもカッコよかったです。苦しくて顔を下げた時、目に入るフロントフォークのアルカンシエルデザインが、自身を奮い立たせ、世界チャンピオンとしての自覚と責任を強く再認識させてくれます」

ブリヂストンサイクルのデザイン担当コメント

「フロントフォークにアルカンシエルを配したスペシャルデザインで、アルカンシエルジャージのデザインとの一体感を表現しました。また、走行中も体に隠れることなく、世界チャンピオンであることを常にアピールできるようにしています」

梶原は今後出場するオムニアムをこのアルカンシエルデザインバイクで戦う予定。機材の開発は競輪の補助を受けて実施された。

●梶原悠未インタビュー記事

ブエルタ・ア・エスパーニャが公式マスク…サプライヤー契約

業務用安全用品のパレデス・セグリダード社がユニパブリックと契約を結び、2020ブエルタ・ア・エスパーニャでのマスクと安全靴の公式サプライヤーとなった。

大会のマネージングディレクター、ハビエル・ギレンは、「パレデスのような会社と協力して従業員の保護を行うことは義務だ。私たちは喜び、安心している」とコメント。

職場の安全を専門とするパレデス・セグリダード・プロジェクトは、パレデスグループの一員で、プロの保護機器の国際的ブランドの1つ。2020年大会では、レーススタッフの新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、特別な保護靴とFFP2マスクを使用する。

マスクは、独自の研究所によって国際的に認定された高品質の材料を駆使して最大限の保護を確保。すべての欧州連合の要件を満たしているという。

通常のマスクは3〜4層の構造だが、二重保護と5層を有するのが特徴。安全性のレベルを大幅に向上させる特別なフィルターとレイヤーで構成されているという。

●パレデス・セグリダードのホームページ

ツール・ド・フランス最終日の選手らが人種差別抗議マスク

テニスの全米オープンで優勝した大坂なおみ選手同様に、ツール・ド・フランス最終日となる9月20日、出場選手が人種差別抗議を訴えるマスクを着用してスタート地点に登場。「サイクリングの世界でも人種差別をなくそう」と世界に訴えた。

B&Bホテルズ・ビタルコンセプトのケビン・レザ(フランス) ©A.S.O. Alex Broadway

パリ・シャンゼリゼにゴールするツール・ド・フランス最終日、出場選手は新型コロナウイルス感染拡大の防止策としてレース前後での着用を義務づけられたマスクに#notoracism(人種差別はノー)というスローガンを手書きした。

コロナ禍の厳戒態勢の中で開催された自転車競技界のメージャーレースで人種差別に対する連帯を示すためのものだ。

ユンボ・ビスマのワウト・ファンアールト(ベルギー) ©A.S.O. Alex Broadway

「自転車選手はとても敏感な人々であり、彼らは社会で活動する男性と女性であり、世界じゅうの差別を拒絶する。こういった意見に共感してくれる自転車界であることをうれしく思う」と国際プロサイクリスト協会のジャンニ・ブーニョ会長はマイヨジョーヌを獲得したタデイ・ポガチャルと参加選手全員に拍手を送った。

ロット・スーダルのカレブ・ユアン(オーストラリア) ©A.S.O. Alex Broadway

●国際プロサイクリスト協会のホームページ