脇本雄太が世界選手権男子ケイリンで2位…東京五輪にはずみ

東京五輪出場枠をかけた2020UCI世界選手権がドイツのベルリンで2月26日に開幕。大会2日目の27日に開催された男子ケイリンで脇本雄太が2位になった。同種目の銀メダル獲得は3年連続3個目。2018年は河端朋之が、2019年は新田祐大が獲得。

脇本雄太 ©JCF

脇本雄太のコメント
「メダルを獲れてホッとした気持ちと、なんで金じゃないんだという悔しい気持ちもあります。これで満足せず、次はオリンピックで金メダルという目標に変えて頑張りたいと思います!」

世界選手権ケイリンでハリー・ラブレイセン優勝、脇本雄太が2位 ©JCF

日本からは脇本とともに新田、河端の3選手が同種目に出場した。新田は12位、河端は13位に終わった。

脇本雄太 ©JCF
脇本雄太 ©JCF

男子ケイリン最終成績
優勝:ハリー・ラブレイセン/ LAVREYSEN Harrie(オランダ)
2位:ワキモト ユウタ/脇本雄太(日本)
3位:アジズルハスニ・アワン/ AWANG Mohd Azizulhasni(マレーシア)

世界選手権ケイリンでハリー・ラブレイセンを中央に、左が2位脇本雄太、右が3位アジズルハスニ・アワン ©JCF
©JCF

●日本自転車競技連盟のTwitter(速報配信中)

UAEツアー参戦中のチームスタッフが新型肺炎…大会中止

2月23日に開幕した7日間のステージレース、UAEツアーの主催者は2月28日早朝、レース参戦中のチームに所属する2人のイタリア人スタッフが新型コロナウイルス感染したとして、残る2ステージを打ち切ることを発表した。

UAEツアー第5ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

「すべてのレース参加者の健康を確保するために決定した」とUAEツアーの高等組織委員会は述べ、「安全はすべての優先事項のトップにくる」と付け加えた。

UAEの保健予防省は、レース参加選手、運営スタッフ、主催者の継続的・定期的なスクリーニングと検疫を実施すると述べた。ウイルス拡散を防ぎ、国内のすべての保健関係当局と協調してその流行の広がりを抑制するための措置が講じられる。

アダム・イェーツ、タデイ・ポガチャル、アレクセイ・ルツェンコらが総合優勝を争っていた ©LaPresse – Fabio Ferrari

同省は同国社会の保護とその安全と保全を確保するために、2人のイタリア人スタッフと接触した人々の検診を実施。厳格な予防対策を確保するために必要なすべての措置が講じられていると付け加えた。

大会は第5ステージを終了してミッチェルトン・スコットのアダム・イェーツ(英国)が首位に立っていた。大ケガから復帰したイネオスのクリストファー・フルーム(英国)やバーレーン・マクラーレンの新城幸也が参戦していた。

第5ステージが終わってアダム・イェーツが首位に立っていた ©LaPresse – Massimo Paolone

THE STAGES 
Stage 1: Marjan Island Stage (158km), Zabeel Park – Marjan Island
Stage 2: Dubai Municipality Stage (203km), The Pointe – Hatta Dam
Stage 3: Sharjah Stage (198km), Sharjah – Rafisah Dam 
Stage 4: Dubai Stage (171km), Dubai Design District – Dubai City Walk
Stage 5: Al Ain Stage (162km), Al Ain – Jebel Hafeet 
Stage 6: ADNOC Stage (158km), Al Ruwais – Al Mirfa
Stage 7: Abu Dhabi Stage (127km), Al Maryah Island – Abu Dhabi Breakwater

●UAEツアーのホームページ

ベティちゃんのサイクルウエアがほしい人は4タイプから

自転車関連通販サイトとのワールドサイクルと、アニメ映画の人気キャラクター、ベティ・ブープとのコラボウエアが発売された。定評のあるサンボルト社製で、サイクリングウエアとしてのベーシック機能を備えたモデル。

ベティ ブープ ジャージ ®Hearst Holdings, Inc.

1万3200円(税込み)で、予約期間は3月25日まで。5月上旬頃入荷予定。

●通販ページ
キスマーク
ハート
iboop
zombie

ベティ ブープ ジャージ(ハート) ®Hearst Holdings, Inc.
ベティ ブープ ジャージ(iboop) ®Hearst Holdings, Inc.
ベティ ブープ ジャージ(キスマーク) ®Hearst Holdings, Inc.

基本のベーシックモデル。吸汗速乾性、伸縮性に優れた高機能素材を採用。内部の汗を素早く吸水し蒸れを防ぐので、いつでもサラッとした着心地を実感できる。裾滑り止めシリコンゴム標準装備。豊富なサイズ展開で男女問わず着用可能。
材質 : ポリエステル100%
仕様 : 3分割バックポケット付き
製造 : サンボルト S-RIDE
サイズ:XS~3XL

ベティ ブープ ジャージ(zombie) ®Hearst Holdings, Inc.

メリダ・ミヤタカップが新型肺炎リスクのため開催延期

ミヤタサイクルは、みんなで楽しめるオフロードイベント「メリダ・ミヤタカップ2020」を3月29日(日)に静岡県伊豆の国市で開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大リスクが高まっていることから、来場者、関係者の安全・安心を最優先に考慮し、開催を延期することを2月26日に決定した。

「ご来場を楽しみにされていた皆さま、開催に向けてご尽力いただきました関係者の皆さまにおかれましては、ご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます」と同社。

エントリーした参加費の払い戻しは、原則全額返金。次回へのエントリーを希望する人は対応するという。 エントリーした人には事務局より個別に案内がある。

延期開催については、状況の改善を見た上で秋頃を目処に考えているという。正式に決定しましたら改めて告知される。

公式サイト

アダム・イェーツがUAEツアー第3S優勝で一躍首位に

ミッチェルトン・スコットのアダム・イェーツ(英国)が2月25日に開催されたUAEツアー第3ステージで後続に1分03秒差をつけて独走勝利。総合成績でも首位に立った。

アダム・イェーツがUAEツアー第3ステージで優勝 ©LaPresse – Fabio Ferrari

「早い段階で攻撃したのは、自分の脚をテストしたかったから。このレースが私にとってシーズンの最初だったので、誰がどんなコンディションでいるのかを知るのは難しかった」とイェーツ。

UAEツアー第3ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

「アタックしたのはちょっと早すぎたと思ったけど、最終的にいい感じだった。1分のアドバンテージは大きいが、もう1つ山岳ステージがあって、私の脚はそんなによくはならないと思う。明日は横風が吹くかもしれないと聞いたので、総合優勝の道のりはまだ遠い」

アダム・イェーツがUAEツアー第3ステージで独走する ©LaPresse – Massimo Paolone
アダム・イェーツがUAEツアー第3ステージを終えて首位に ©LaPresse – Massimo Paolone

THE STAGES
(クリックするとステージの記事に飛びます)
Stage 1: Marjan Island Stage (158km), Zabeel Park – Marjan Island
Stage 2: Dubai Municipality Stage (203km), The Pointe – Hatta Dam
Stage 3: Sharjah Stage (198km), Sharjah – Rafisah Dam 
Stage 4: Dubai Stage (171km), Dubai Design District – Dubai City Walk
Stage 5: Al Ain Stage (162km), Al Ain – Jebel Hafeet 
Stage 6: ADNOC Stage (158km), Al Ruwais – Al Mirfa
Stage 7: Abu Dhabi Stage (127km), Al Maryah Island – Abu Dhabi Breakwater

●UAEツアーのホームページ

東京五輪出場枠を懸けたトラック世界選手権は26日開幕

2020年トラック世界選手権大会が2月26日(水)から3月1日(日)までドイツのベルリンで開催される。東京五輪の自転車競技ではトラック種目だけが開催国枠が設定されてなく、日本勢も国際ランキングで国別出場枠を得る必要がある。最も重要な大会がこの世界選手権だ。

トラック世界選手権のチームスプリント。左から深谷知広、新田祐大、雨谷一樹 ©2019 JCF

●日本代表選手
(短距離)
脇本雄太(JPCA/ブリヂストンサイクリング)
河端朋之(JPCA)
新田祐大(JPCA/ドリームシーカー)
深谷知広(JPCA/ドリームシーカー)
雨谷一樹(JPCA)
小林優香(JPCA/ドリームシーカー)
太田りゆ(JPCA/ブリヂストンサイクリング)

(中距離)
橋本英也(ブリヂストンサイクリング)
窪木一茂(ブリヂストンサイクリング)
今村駿介(中央大/ブリヂストンサイクリング)
近谷涼(ブリヂストンサイクリング)
沢田桂太郎(日本大/ブリヂストンサイクリング)
梶原悠未(筑波大)
中村妃智(日本写真判定)
古山稀絵(日本体育大)

●日本自転車競技連盟のホームページ