KEENがコロナと戦う医療関係者に10億円分のシューズ提供を完了

アウトドアシューズブランドのKEEN(キーン)が新型コロナウイルスの脅威と戦うために長時間の業務に携わっている人の足元にすこしでも快適さを提供しようと全世界で最大10万足のシューズ(約10億円相当)を提供した。 

前例のない無謀な企画との意見もあり、さたには悪意あるソフトウェアの攻撃を受けて申し込みシステムがダウン。不正な申し込みの削除と不正防止対策を講じて、ようやく再開させたという。

「ここまでたどり着けたのは、本企画への皆さまのご賛同、温かいお言葉や励ましがあったからこそと感謝しております。本プログラムを通じて、大変な時こそ互いを支えあうという趣旨を実行いただき、本当にありがとうございました!」と同社。

プログラムは、予定数に達して終了したが、KEENはこれからも「一緒だから、できること」を実現していきたいという。

●KEENの詳細ホームページ

ボートの選考レース中止、活動自粛…東京五輪延期を受けて

日本ボート協会は東京五輪の延期が発表されたことを受けて、3月28日から熊本県菊池市で行う予定だった男女軽量級ダブルスカルの代表選考レース、24日から行っていた熊本合宿を中止した。

また、ナショナルチームとしての活動は1カ月間自粛するという。4月上旬に出される国際ボート連盟(FISA)からの予選システムの通知に従って、2021年に延期された東京五輪代表選手選考方針を立てて、代表選手の選考にあたるという。

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karrimor store harajuku…世界初のフラッグシップストア

カリマーインターナショナルは、世界初となるブランドのフラッグシップストア『karrimor store harajuku(カリマーストア原宿)』を2020年4月4日(土)にオープンさせる。場所は東京都渋谷区神宮前6丁目。

カリマーストア原宿は『ユーザーの興味の視点を考慮し実現する場』をコンセプトに展開する、新しいモノ・ヒト・コトに出会える提案型ストア。内装デザインは、ブランド発祥国である英国のクラシカルな建築物からインスパイアされたグレースケールで統一。クリーンでモダンな空間には、都市と自然、山頂からシティまでを往来するカリマーの全レーベルをフルラインナップで揃え、カリマーのプレスルームも新たに併設。

スタイリングやアクティビティからアイテムを直感的に検索し、購入できる大型モニター(スタイリングサポートサイネージ)も導入した。フラッグシップストアをブランド拠点とし、日本から世界へカリマーが誇るプロダクトを発信していきたいという。


フラッグシップストア オープン記念プロジェクト
karrimor × uyama hiroto オリジナル楽曲を同時発表

カリマーストア原宿のオープンを記念した取り組みとして、アーティスト・Uyama Hiroto氏を迎え、感覚と領域を“エクス テンション”するスペシャルプロジェクトを始動。第一弾として、ジャケットをアートディレクターの藤田二郎氏が描き下ろし、Uyama Hiroto氏がカリマーのために手掛けた楽曲「Extension」を収録したレコードをリリースするほか、今後オリ ジナルコンテンツの公開を予定する。
●スペシャルコンテンツ(3月30日14時公開)

karrimor store harajuku / カリマーストア ハラジュク
オープン日:2020年4月4日(土)11:00〜
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-18 サンドー原宿ビル2F
TEL:03-6712-5660(4月4日開通予定)
営業時間:11:00〜20:00 / 不定休
面積:売場面積60坪
フロア展開:カリマーの全ラインナップ (ultimate / explorer / life / aspire)の4レーベル、店舗限定アイテム(Tシャツ¥6300+tax〈2色展開〉、トート¥4900+tax〈3色展開〉、ショルダー¥3300+tax〈3色展開〉)も発売。

五輪延期の渦中にありながらボートは最終選考レース開催へ

日本ボート協会が3月28日、熊本県菊池市の斑蛇口湖漕艇場で男子軽量級ダブルスカル、女子軽量級ダブルスカルの日本代表選考を行う。

ボートの2019世界選手権日本代表選手団

東京オリンピックの出場権を争う国際大会が中止となり、日本がどの種目で出場権が獲得できるか不明という現状に加え、2020東京五輪そのものも延期の可能性が高まっている。そんな状況の中、五輪の軽量級種目がこの2種目しかないため、日本のトップクルーを選考し、五輪に備えるための選考レースを開催する。

3月22日に埼玉県戸田市の戸田ボートコースで開催された日本代表候補選手選考レースの「男女軽量級シングルスカル」の上位4選手が28日午前9時にスタートする「男女軽量級ダブルスカル」の日本代表選考レースに出場する。

日本代表候補選手選考レース「男女軽量級シングルスカル」の結果は以下の通り。

男子軽量級シングルスカル(LM1x)
1 武田匡弘(関西電力)
2 宮浦真之(NTT東日本)
3 西村光生(アイリスオーヤマ)
4 古田直輝(NTT東日本)

女子軽量級シングルスカル(LW1x)
1 冨田千愛(福井県スポーツ協会)
2 大石綾美(アイリスオーヤマ)
3 山領夏実(デンソー)
4 上田佳奈子(明治安田生命)

3月22日の選考レースで1、2位になった選手のクルーが勝てばその2選手が日本代表候補選手となる。負けた場合はすべての組み合せを変えて29日、30日も実施する。

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野中生萌…ワガママな性格がクライミングに向いているのかな

新種目スポーツクライミング複合でメダル獲得を目指す東京生まれの22歳、野中生萌(のなかみほう)。2018年ワールドカップ世界ランキング1位。2019年のジャパンカップではボルダリングとスピード種目、五輪競技として採用された複合で1位。2019年8月の世界選手権時は肩のケガの影響もあって日本女子2位となり、同1位野口啓代に五輪代表1枠目をさらわれたが、ケガも回復し五輪当日を見すえて練習を怠らない。

3姉妹の末っ子。9歳のときに姉2人とともに父親に連れていってもらったジムでクライミングに出会った。2人の姉が楽々と登っていく姿に触発され、負けず嫌いな性格に火がついた。自然と自身を練習で追い込んだことでクライマーとしての才能が開花する。

自らが発案した一般向けのボルダリングコンペティション「レッドブル・アシュラ」でデモンストレーション
男子のトップ選手、原田海と

「末っ子なのでワガママです。そんな性格がクライミングに適していたのか、結局続けたのは私だけです。今は家族全員で応援してくれています」

左肩の痛みはもうないので、思い切り身体を動かせるという

鍛え抜かれた筋力は見事だ。総合力が求められる複合種目にあって、野中はパワーで攻めるスタイルだ。筋肉を形成する肉などのたんぱく質は大好きだというが、体重が増えるとクライミングには不利となる。そのため常に食べる量とバランスを考えているという。

リラックスできるのは「ネコかな」。家族とともに住む自宅には生後一週間のときに捨てられていたクロネコを含めて3匹と同居する

東京五輪のスポーツクライミング日本代表は男女各2人。日本山岳・スポーツクライミング協会は2019年8月の世界選手権のコンバインドで日本勢最上位だった男子の楢崎智亜と女子の野口啓代を五輪代表に決定した。ところが国際スポーツクライミング連盟の規定変更により、世界選手権で日本勢2番手に入った男子の原田海と女子の野中に五輪出場権を与えたと発表。

日本協会がスポーツ仲裁裁判所に提訴するというニュースも報じられ、現在は渦中の存在となってしまったが、それでも野中は冷静にその先を見すえる。

プールと海がめちゃめちゃ好きですが、泳げないんですよ。ガチな泳ぎはできませんが、水遊びは大好きです

五輪に初採用され、しかも伸び盛りの年齢で迎える2020東京への思いは?

「まさにそこなんです。東京出身の私にとってもうこれ以上のチャンスはないと思っているので、そのチャンスをつかみたいたいと思います。絶対に悔いのないように頑張りたい。メダルを絶対に取りたいです」

●野中生萌が語る“クライミング”や“オフタイム” 東京五輪は冷静にその先を見すえる

東京五輪予選大会中止のボートで日本代表候補選手内定へ

日本ボート協会は3月20日から22日まで埼玉県戸田市の戸田ボートコースで日本代表候補選手選考レースを開催し、男女シングルスカル、男女軽量級シングルスカル、男女舵手なしペアの優勝者を決めた。

2019世界選手権の女子軽量級シングルスカルで2位になった冨田千愛(写真は2019世界選手権)

男女軽量級シングルスカルの上位4選手は3月28日から行われるダブルスカル2艇でのシートレースを経て代表選手が内定する。

日本代表が決まっても五輪枠獲得の国際大会が中止に

日本代表選手は本来なら東京五輪のアジア・オセアニア大陸予選と世界最終予選に出場して東京五輪の国別出場枠を目指すはずだったが、新型コロナウイルスの拡大によって予選大会がすべて中止。

国際ボート連盟(FISA)から五輪枠の配分規定が発表されるまでどの種目で東京五輪に出場するかが未定のため、今回のトップ選手が五輪出場に決まったわけではないという。日本ボート協会は今後、出場可能な種目が決定次第、必要な選考を経て派遣を決定する。

日本は2019年8月に開催された世界選手権で、五輪種目ではない女子軽量級シングルスカルで冨田千愛が日本女子初の銀メダルを獲得したものの、この大会での2020東京オリンピック・パラリンピックの出場権獲得はできなかった。そのためアジア・オセアニア大陸予選での出場枠獲得を目指していた。

日本は開催国枠としてシングルスカル男女で少なくとも各1枠が付与されることが決まっているが、それ以外は不透明な状態。


日本代表候補選手選考レース結果

男子軽量級シングルスカル(LM1x)
1 武田匡弘(関西電力)
2 宮浦真之(NTT東日本)
3 西村光生(アイリスオーヤマ)
4 古田直輝(NTT東日本)

女子軽量級シングルスカル(LW1x)
1 冨田千愛(福井県スポーツ協会)
2 大石綾美(アイリスオーヤマ)
3 山領夏実(デンソー)
4 上田佳奈子(明治安田生命)

男子シングルスカル(M1x)
1 荒川龍太(NTT東日本)
2 櫻間達也(NTT東日本)
3 山尾圭太(トヨタ紡織)

女子シングルスカル(W1x)
1 米川志保(トヨタ自動車)
2 中条彩香(デンソー)
3 西原佳(プリントパック)

男子舵手なしペア
1 大塚圭宏/高野勇太(NTT東日本)

女子舵手なしペア
1 高野晃帆/村松栄理(立命館大/関西電力)


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