初企画となったブエルタ・ア・エスパーニャの写真コンクール #CochesAzules でイタリアのスポートカメラマン、ルーカ・ベッティーニの写真が大賞に選ばれた。同氏の父ロベルトも自転車レースの名カメラマンだった。同賞は2018年に初めて開催され、主催者幹部が選考委員を務めた。副賞はロードバイク。
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初企画となったブエルタ・ア・エスパーニャの写真コンクール #CochesAzules でイタリアのスポートカメラマン、ルーカ・ベッティーニの写真が大賞に選ばれた。同氏の父ロベルトも自転車レースの名カメラマンだった。同賞は2018年に初めて開催され、主催者幹部が選考委員を務めた。副賞はロードバイク。
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第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月16日に首都マドリードで最終日を迎え、ミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ(英国)が初の総合優勝を遂げた。
英国勢は5月のジロ・デ・イタリアでクリストファー・フルーム(スカイ)が、7月のツール・ド・フランスでゲラント・トーマス(スカイ)が総合優勝していて、グランツールと呼ばれる三大ステージレースを英国勢がすべて制したことになる。同一年に同じ国の選手がグランツールすべてで総合優勝したのは1964年のフランス(ブエルタ・ア・エスパーニャ=レイモン・プリドール、ジロ・デ・イタリア=ジャック・アンクティル、ツール・ド・フランス=ジャック・アンクティル)、2008年のスペイン(ジロ・デ・イタリア=アルベルト・コンタドール、ツール・ド・フランス=カルロス・サストレ、ブエルタ・ア・エスパーニャ=アルベルト・コンタドール)に続く3度目。異なる3選手がグランツールを制したのは初めて。
5月のジロ・デ・イタリアでイェーツは最終日の3日前まで13区間にわたって首位にいながら大崩れして総合21位。その屈辱をこの大会で晴らし、今回の優勝でUCIポイントを量産し、世界ランキングでも1位に躍進した。
「優勝できたことが信じられない。表彰台に立つときはとても緊張した。ボクの居場所は自転車の上だからね。これからもこの大会のような難しい戦いを勝ち取っていきたい」
2位はクイックステップフロアーズのエンリク・マス(スペイン)。3位はアスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)。マドリードで行われた最終ステージの区間勝者はクイックステップフロアーズのエリア・ビビアーニ(イタリア)で、今大会3勝目。
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
■マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
●マイヨルナレス(山岳賞)トマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月15日(土)、アンドラのエスカルデス・エンゴルダニカラスペインのコルデラガリナまでの97.3kmで第20ステージが行われ、クイックステップフロアーズのエンリク・マス(スペイン)とアスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)の競り合いとなり、マスが先着して初優勝。後続選手を引き離したことから総合成績でマスが2位、ロペスが3位に浮上した。
マスは今季、地元スペインのバスク1周レースで1勝した注目の23歳。大会終盤にいい走りを見せつけ、前日の総合3位からさらに上位に。スペインの元選手アルベルト・コンタドールの再来と呼ばれるが、「コンタドールの半分でいいからメジャー勝利したい」とコメント。スペインに久々の逸材が頭角を現した。
首位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)は23秒遅れの区間3位でゴールし、その座を死守。初の総合優勝を確実にした。
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
■マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
●マイヨルナレス(山岳賞)トマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月14日(金)、レイダからアンドラのナトルランディアまでの154.4kmで第19ステージが行われ、首位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)とグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)がゴールまでの最後の上りで抜け出した。ゴール手前でピノがスパートして、第15ステージに続く優勝を飾った。
イェーツは5秒遅れの区間2位でゴールし、ボーナスタイムの6秒を獲得。
「ボクを助けてくれたピノにお礼を言いたい」とイェーツは皮肉。
「ピノは後ろについているだけでなにもしてくれなかったよ」
それでもイェーツは、総合2位アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)に1分07秒差をつけ、総合のタイム差を前日の25秒から1分38秒に広げて首位を堅持。最後の山岳区間となる第20ステージに初優勝をかける。
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
■マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
●マイヨルナレス(山岳賞)トマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月13日(木)、エヘアデロスカバジェロス~レイダ間の186.1kmで第18ステージが行われ、スタート直後に飛び出したロット・スーダルのイェーレ・ワライス(ベルギー)とUAEエミレーツのスベンエリック・ビストラム(ノルウェー)がゴールまで逃げ切った。最後はメイン集団が背後まで迫る状況での一騎打ちをワライスが制してメジャー初優勝。
「大会中盤にケガをしてから、山岳区間のはざまにあるこの平たんステージだけを見すえていた」とワライス。
「ビストラムはスプリント力があるので彼を先行させてその背後に着いた。最後の最後までスパートしない作戦で、後続集団に飲み込まれる心配はしなかった。それが勝因だと思う」
この日は翌日から始まる最後の山岳2区間に備えて、総合成績の上位選手は動かず。首位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)がその座を守った。
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
■マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
●マイヨルナレス(山岳賞)トマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
第73回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月12日(水)、ゲチョ~バルコンデビスカヤ間の157kmで第17ステージが行われ、EFエデュケーションファースト・ドラパックのマイケル・ウッズ(カナダ)がスタート直後に形成された第1集団に加わり、最後の上り坂のサバイバルレースを制してメジャー初優勝した。
「ゴールを目指しているとき、チームカーの監督が『家族のことを思い出せ』と伝えてくれた。妻は妊娠37週で生まれてくるはずの子どもを失った。妻は1カ月前にも父を失った。最後の500mはただそれだけを思いながら戦った」とウッズ。
後続のメイン集団では、首位のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)を33秒遅れで追う総合2位アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)がアタック。バルベルデはこの日イェーツに8秒差をつけてゴールし、その差を25秒に縮めた。
●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
■マイヨベルデ(ポイント賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
●マイヨルナレス(山岳賞)トマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)
□マイヨブランコ(コンビネーション賞)アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
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