香川真司…ギリシャの環境で自身をコントロールし毎試合ベストを

ギリシャのサッカースーパーリーグ、PAOKテッサロニキに所属する香川真司にインタビュー。40を超える国と地域にてスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいるローレウスがギリシャでのデビューを果たした直後の2021年2月上旬に行った。同選手は2017年よりローレウス・アンバサダーを務めている。

香川真司

ローレウス・アンバサダーは200名を超える世界中の現役アスリートや近年引退したアスリートたちによって構成され、スポーツを通じた社会貢献活動に取り組むローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団の活動を支援している。

今回、香川にスポーツの力やスポーツを通じた社会貢献活動について聞き、これまで所属したチームでの監督やチームメイトとの出会い、そして新天地ギリシャスーパーリーグや今後の目標について語ってもらった。

「スポーツの力」を感じた瞬間

「ワールドカップは日本全体が一つになれる瞬間を感じやすい。2011年なでしこジャパンのワールドカップ優勝、チャリティーマッチでのカズさん(三浦知良選手)のゴールは、スポーツを通じて国民に与えられるものがこんなにあるのだと感じられた瞬間だった」

香川真司

スポーツの力を使った社会貢献活動が日本で広がっていくことについて

「日本では芸能人やアーティストなどいろいろなジャンルの方々が活躍していて、彼らの影響力が強い。私はスポーツ選手もそういう立場になれる存在だと信じている」

ボルシア・ドルトムント時代の指揮官、ユルゲン・クロップ監督との出会い

「あの監督について行けば恐れることはなにもないと思わせてくれる存在。ヨーロッパというトップレベルの中で優勝を勝ち取れたのは運命的な出会い。クロップ監督やドルトムントと出会い、あのスタジアムでプレーできたことは本当に幸せなことだった」

マンチェスター・ユナイテッド時代の指揮官、アレックス・ファーガソン監督との出会い

「監督サー・アレックスがハーフタイムに怒鳴っているときに、ウェイン・ルーニーやライアン・ギグス、ポール・スコールズがなにも言い返せないのを見て、この人はとても偉大な人なのだなと感じた。彼が私たち若手よりも、経験ある選手に対して強い要求をしていた。ファーガソン監督だからこそやれること」

ギリシャスーパーリーグの印象

「サポーターが熱く、守備の堅い手強いチーム。新しいチームと新しい環境で自分自身をコントロールして、毎試合自分のベストを調整していく。オリンピアコスのソクラティス選手とは、近況を報告しあったりしていて、一緒にピッチに立てる日が楽しみ」

●ローレウスのホームページ

メットのMANTAに脳への衝撃を低減させるMIPS搭載モデル

ヘルメットメーカーのメットがリリースするMANTAにMIPS搭載モデルが追加になった。既存モデルにただMIPSを装着しただけではなく、ミラノのニュートン研究所で風洞実験を繰り返し、よりエアロダイナミクスに優れた造形をまとったもの。2万7200円(税別)。

MANTAは前作からクローズドヘルメットの類に属しながらも、外見からは想像がつかないほどの優れた通気性を持っていたことが特徴だった。MANTA MIPSはヘルメット上部のNACAベントと後部の設計を見直し、さらなる空気抵抗の削減と通気性能の向上を果たした。サングラスポートも再設計し、より収まりのいい形状になった。

安全性を向上させるため、MIPSを搭載した。MIPSとは、事故の際にヘルメットが受けた衝撃をインナーシェルとMIPSレイヤーとが滑りあい、頭部にかかる衝撃を逃がし、脳に伝わるダメージを低減するもの。前作より少なくとも10%以上もの安全性の向上を得られるよう設計されている。

バックルには要望の多かったFidlock磁気バックルを採用し、ヘルメットの着脱が簡単かつ迅速になった。トライアスロンのトランジットタイム短縮につながりそうだ。

新しいフィッティングシステムSAFE-T UPSILONを搭載。調整の容易さはもちろん、ラチェットを締めた際に圧力に偏りがなく、優れたフィット感を得られる。

取り扱いはインターマックス
●インターマックスのホームページ

パールイズミがこの春夏の最新ウエアをサイト公開

自転車ウエアメーカーのパールイズミが、2021 Spring / Summerページを2021年3月1日に公開した。2020年に開発された、ロードバイクの有効速度域に特化した空気抵抗軽減素材スピードセンサーⅡを採用したジャージ、ビブパンツ、シューズカバー、ソックスを新たに加え、よりパフォーマンスにこだわりたいサイクリストに向けたラインナップが充実した。

また、カジュアルなコーディネートが楽しめるシティライドのカテゴリーには、メンズ、レディース問わず選べるユニセックス展開のアイテムが加わった。適度にゆとりのあるシルエットと、カジュアルに着こなせるプリント柄でコーディネートの幅も広がった。さらにはインドアサイクリング用ウエアやウォレットケースなどもシーズンアイテムとしてラインナップした。

「2021年の春夏シーズンも、レースからファンライドまでさまざまな自転車の楽しみ方をサポートすべく、サイクリストに向けた商品をご用意しておりますのでぜひご覧ください」と同社。

●パールイズミのホームページ

R250のサコッシュなら走行中にくるんと前に回らない

R250の新商品「R250 消臭サコッシュ ラージ メッセンジャータイプ ブラック」は、いまさらサコッシュかと思われるかもしれないが、サコッシュを背負って走ってるときに、くるんと前にまわってきて走りにくい経験がなくなる。1760円(税込)。

「なんで今までなかったんだろう?」という話題のサコッシュ。メッセンジャーバッグのように、クロスストラップが付いたものだ。この細いベルトのおかげで、走りやすさが格段にアップした。

また、今まで財布とスマホくらいしか入らないサイズのサコッシュがほとんどだったが、走って、風呂入って、輪行で帰るときとか、お土産もちゃんと入る大きさ(440x400mm+底マチ120mm)。輪行中にヘルメットや、大きめのサドルバッグも入る大きさだ。

重量はわずか53gと、コンパクトさも追及しているので、造りはシンプル。使わない時はくるくるっと回してボタンで留めれば、コンパクトに収納できる。
「先週入荷したところですが、すでに手ごたえを感じられるほどの注文が入っております」と担当者。

●ワールドサイクルの商品紹介ページ

3つの乗り方で遊び広がる幼児用自転車キックル新発売

自転車事業20周年を迎える玩具&自転車メーカー、ピープルは足けりバイク・キックスケーター・自転車の3つの乗り方ができる3歳からの幼児用自転車「Kiccle(キックル)」を、2021年4月上旬に発売する。

足けりバイク・キックスケーター・自転車という3つの乗り方ができる

ただ自転車に乗れるようになるだけじゃもったいない。「キックル」は、足けりバイク・キックスケーター・自転車の3つのモードで乗ることが可能なまったく新しい自転車だという。足元にデッキ(足場)を搭載し、またペダルをつけて自転車にもチェンジするので、自分だけのテクニックで遊びの幅が広がる。

キックスケーターモード搭載
足元にデッキをつけることで、子どもの挑戦心をくすぐる「キックスケーター」の機能を自転車に搭載(特許出願済)。デッキは低めの位置に設置されていて、安定して乗れる。

足けりのしやすさにこだわったフレーム設計
3歳からしっかり足がつく低床設計&余分なものを排したシンプルなデザインだから、まだ慣れていない子供も地面をしっかり蹴って進むことができる。 

ペダルをつけて自転車にチェンジ
5分でペダルユニットを取り付けることができるので、足けりバイクとキックスケーターで思う存分楽しんで、バランスが取れたらそのまま自転車にチェンジ。補助輪を使わずとも自転車に乗れるようになる。自転車モードでもキックスケーターライドは可能。

長く乗れる
ハンドルとサドルの伸び幅が大きく、またハンドルとサドル間が離れて伸びる「マルチアジャスト機構」を採用。3歳から7歳まで長く乗ることができる。 

安心安全のフル装備
自転車として必要不可欠な装備もきちんと備わっている。前後輪ブレーキにスタンド。大人がとっさに掴むことができる「ママキャッチハンドル」も装備。 

■発売日:2021年4月上旬予定
■サイズ:14インチ
■ラインナップ:フレンチブルー/メタリックレッド
■対象年齢:3歳頃~
■価格:オープン価格
■寸法:W460×L1130×H650mm
■重量:足けり8.2kg/自転車10.4kg
■適応身長:約90~120cm

●ピープルのホームページ

東京パラで金メダルが期待される杉浦佳子がVC福岡所属に

東京パラリンピックで金メダルを目指す障がい者自転車選手の杉浦佳子が、 国内レースではVC福岡の所属選手として参戦することになった。

杉浦佳子が2019パラ世界選手権個人タイムトライアルで銀メダル ©日本パラサイクリング連盟

「2019年夏の世界選手権以降、全くレースがない状況下、 パラリンピックに向けてレース感を養うため、実業団レースに参戦したいと考えておりました」と杉浦。
「VC福岡の佐藤信哉代表にコーチをしていただいて2回もアルカンシエルを獲得することができ、また同チームの八幡選手にもパーソナルコーチをお願いしている関係で、このチームに加入させていただくこととなりました」

女子パラサイクリングW杯で優勝した杉浦佳子 ©2019 JCF

●杉浦佳子の戦績
2017年 パラサイクリングロード世界選手権タイムトライアル 金メダル
2018年 パラサイクリング世界選手権ロードレース 金メダル
2018年 UCI Para-Cycling Award受賞(日本人初)
2019年 パラサイクリングトラック世界選手権500mTT 銀メダル
2019年 パラサイクリングロード世界選手権タイムトライアル 銀メダル
     同 ロードレース 銀メダル
2020年 パラサイクリングトラック世界選手権500mTT 銅メダル


「杉浦佳子選手の加入を大変うれしく思います」と佐藤代表。
「アスリートとして競技に向かう姿勢など、尊敬する選手の一人です。VC福岡はトップチームから育成に位置付けられるサテライトチーム、上は60代の社会人マスターズクラブ、ユースチームの小学生にいたるまで、幅広くロードレースに向き合うメンバーが在籍しており、そのメンバーに勇気を与えてくれる存在になることを確信しております。また、これを通してパラサイクリングという障がい者スポーツにも興味を持って下さる方が増えることを願います」

●VC福岡のホームページ