バイザー付きKOOFUヘルメットにマットヘリンボーンブルー

オージーケーカブトはKOOFU(コーフー)ブランドのバイザー付き軽量”普段着”モデル「CS-1」に新色「マットヘリンボーンブルー」を追加した。

CS-1は、帽子感覚で気軽に着用できる飽きのこない”普段着”モデルを目指して開発。シンプルでクラシカルなテイストのラウンドフォルムとし、上位モデルと同様のインモールド成型を採用。軽量ながら高い衝撃吸収性能と耐久性を両立している。包み込むようなフィット感でかぶり心地もよく、上質な造りでコストパフォーマンスの高いヘルメットです。

今回追加する「マットヘリンボーンブルー」は、CS-1発売当時より好評を得ている「マットヘリンボーングレー」を踏襲したファブリックテイストのグラフィックモデル。カラーは、デニムキャップのような色味や質感でオールシーズン使いやすい”ブルー”を採用。サイクルシーンを気軽にカジュアルに楽しめる新色となる。

■CS-1
 価格:6200円(税別)2019年10月上旬発売予定
 カラー:マットヘリンボーンブルー
 サイズ:M/L
 規格:<JCF(公財)日本自転車競技連盟推奨>■ CS-1シリーズの主なスペック
・ファッションやシーンに合わせて脱着可能な、カジュアルな専用バイザーを標準同梱。
・内装には、速乾性に優れたメッシュ生地のインナーパッドを標準装備。
・軽いタッチで細かなサイズ調整を可能とした、新設計の軽量アジャスター。

●詳細ページ

エタップ・デュ・ツールは初ニース…7月5日に開催へ

ツール・ド・フランスの1区間を一般サイクリストが走る人気イベント、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスは30回目の開催となる2020年、7月5日にニースを発着とする177kmで開催される。10月3日に主催者が発表し、参加者1万6000人の募集を10月21日から開始する。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

一般サイクリストが世界最高峰の自転車レースの1ステージを走れることで知られる大会。2020年はツール・ド・フランスの第2ステージとして6月28日に開催されるニース〜ニース間のコースとなった。ただしツール・ド・フランス第2ステージは残り13kmでニースのフィニッシュラインをいったん通過し、周回コースを走ってゴールとなるが、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスではその部分がカットされ、距離はそれだけ短くなった。

エタップ・デュ・ツール・ド・フランスのコース高低表

これまでのエタップ・デュ・ツール・ド・フランスは本大会に先行して開催されたが、2020年は初めて本大会が1週間前に行われる。エタップ参加者は自らが苦闘したコースをプロ選手らがどれだけのスピードで走っていくかを目撃するのも魅力だったが、2020年はプロ選手の走りを見てからそれぞれが難関コースに挑むことになった。

また例年、10月末のツール・ド・フランスのコース発表後にエタップがどのステージになるかが明らかになったが、今回は全容発表に先だってステージが明かされた。2020年のツール・ド・フランスが東京五輪開催のため通常より1週間早く開催されること、またニースを拠点として行われる開幕から2日間のコースがすでに発表されているなどの要因がある。

エタップ・デュ・ツールのスタートはニースの目抜き通り、プロムナード・デザングレ ©Atout France/Emmanuel Valentin

スタートとゴールがニース市街というループコースが採用されたのもエタップ・デュ・ツール初。参加者にとってはゴール後の帰着が楽になり、運営も負担が軽減される。コースには標高1500mのコルミアーヌ峠、1607mのテュリーニ峠が待ち構え、相変わらずの厳しさ。

ツール・ド・フランス主催者ASOはこれまで「エタップ・デュ・ツール」としていた大会名称を「エタップ・デュ・ツール・ド・フランス」に変更した。

2020年の第107回ツール・ド・フランスのコース発表は10月15日に行われる。

最後に訪れるのは「世界で一番訪れてみたい村」と言われるエズ ©P MASSON
最終日のシャンゼリゼでは2019開幕地ブリュッセルから2020年のニースにバトンリレー ©ASO Pauline BALLET

●エタップ・デュ・ツール参戦ツアー(国際興業トラベルのホームページ)

バルデやバルベルデと最接近できる帯同プラン募集開始

ツール・ド・フランスで活躍した選手たちが来日する10月27日開催のツール・ド・フランスさいたまクリテリウムで、2019年から企画が始まった「チーム帯同プラン」の第二弾、AG2Rラモンディアルとモビスター帯同プランの募集が10月3日に始まった。募集は10月4日の12時まで。1人50万円で2人限定。

ロマン・バルデ

「海外チームに帯同できるスペシャルな体験!」をコンセプトに、世界で活躍するスーパースターとともに時間を過ごせる夢のような2日間を大会が考案した。

レース前日は、ロードバイクを調整するマビックバイクストレージの見学や「前夜祭」への招待。また、レース当日は選手たちと同じバスで会場へ移動、レース前に選手と一緒にコースを走行できるオープニングイベント「オープニング走行」、選手ピットエリアでの交流、スタート・フィニッシュエリアでのレース観戦など、これまでにない体験型特典が用意される。

●チーム帯同プランの詳細記事

アルカンシエルのユニホームでバッティング練習するアレハンドロ・バルベルデ © Yuzuru SUNADA

10月26日(土)のスケジュール

10:00 マビックバイクストレージ見学
翌日のレースで選手たちが乗るバイクが目の前に!

13:15 ツール・ド・フランス2020ルートプレゼンテーション観覧
ゲスト解説を聞きながらツール・ド・フランス2020のコースをチェック

14:30 チームプレゼンテーション観覧
メインレースに出場する各チームのチームプレゼンテーションを選手と一緒に観覧

16:00 市内交流会観覧
選手と一緒にさいたま市内交流会を観覧

18:00 A.S.O. QAコーナー
ツール・ド・フランスの主催者であるA.S.O.(Amaury Sport Organisation)の担当者にツール・ド・フランスの裏側、選手についての質問を直接質問できます!

19:30 前夜祭参加
選手たちが全員参加する前夜祭に参加。飲食あり

21:00 宿泊
選手たちと同じホテルに宿泊できます!

ビンチェンツォ・ニーバリ、マルセル・キッテル、マッテオ・トレンティンが和太鼓にチャレンジ © Yuzuru SUNADA

10月27日(日)のスケジュール

9:00 朝食
選手たちと同じ会場での朝食

11:45 さいたまスーパーアリーナへ移動
選手たちと同じバスに乗車し、会場まで移動

12:00 オープニング走行記念撮影
選手ピットエリア付近で記念撮影帯同(購入された)チームと一緒にオープニング走行にも参加できます! ※希望者のみ

13:00 選手ピットエリアツアー
選手ピットエリアでスプリントレース、タイムトライアルレースに出場していない選手を中心に、サインや記念撮影、会話など、ご自由にお楽しみください

14:40頃 スタート・フィニッシュ付近に移動

14:55 メインレース観戦
スタート・フィニッシュ付近でクリテリウムメインレース観戦! 迫力のゴール前スプリントがあなたの目の前で繰り広げられる!

16:20頃 さいたまスーパーアリーナに移動

16:30 表彰式観覧
表彰式を観覧

●オフィシャルサポーターズ「チーム帯同プラン」

ブアニがアルケア・サムシックに移籍…発射台も強化

アルケア・サムシックは、コフィディスのナセル・ブアニ(フランス)とトタル・ディレクトエネルジーのトマ・ブダ(フランス)を2020シーズンのエーススプリンターとして獲得した。EFエデュケーションファーストのダニエル・マクレー(英国)をその発射台として2年ぶりに同チームで走らせることにした。

2020年にアルケア・サムシックに新加入する6選手

チームは2人の若いベルギー選手、クリストフ・ノッペとベンジャミン・デクレクをスポートフラーンデレン・バロワーズから獲得し、残り1kmからのアシスト役として起用する。CCCから獲得したポーランドのルーカス・オウシアンはルーラーとしての活躍を求める。この6人の新加入選手に、ブラム・ウェルテン、コナー・スウィフト、クレマン・ルッソを加えて、アルケア・サムシックの2020年のスプリントトレインを形成する。

ナセル・ブアニ

前日には2019シーズンを走ったドイツのアンドレ・グライペルの退団を発表。その翌日にフランス人スプリンターの獲得を発表したことになる。

「2020年はワールドツアーチームに昇格したい。レースの70%がスプリント勝負となることを考えると、この分野を強化する必要があった」とジェネラルマネージャーのエマニュエル・ウベール。

ダニエル・マクレー

「スプリンターにとってはフォーメーションの細部が重要で、私はセバスティアン・イノーにオーケストラの指揮者になることを頼りにしている。ナセル・ブアニはナンバーワンのスプリンターになる資質を持っている。彼は困難な2年間を過ごしているが、自信を取り戻してチームとともに目標を目指す必要がある。ゴール前の直線で彼をサポートするために旧知のマクレーを起用した」

トマ・ブダ

チーム内での競争力を高めるため、同じスプリンターのブダを獲得。比較的自由に走らせる計画だという。オフシーズンはメンバーをそろえ、スプリント勝負のための強化練習を積んでいきたいという。

●アルケア・サムシックのホームページ

コンパクトさと静粛性があるエリートの最新トレーナー「SUITO」

豊富なホームトレーナーラインナップを有し、サンウェブ、ミッチェルトン・スコット、モビスター、グルパマFDJ、バーレーン・メリダなど数多くのトップカテゴリーチームにも採用されているダイレクト・トランスミッションホームトレーナーのパイオニア「ELITE」から、日本の住宅事情にマッチする超薄型・静音設計の新型インタラクティブトレーナー「SUITO(スイート)」が発売された。取り扱いはカワシマサイクルサプライ

ツール・ド・フランス2019から多くのチームに採用され、プロユースでも全く問題なく使用可能なスペックを搭載

収納時の幅が従来のダイレクト・トランスミッションホームトレーナーに対して圧倒的にスリムな筐体は、ドライブシステムの改良により駆動音もさらに静かになった。

SUITOはカセットスプロケットが装着された状態で出荷され、箱から取り出しすぐに使用することが可能。付属の2つのバーチャルライドのトライアルライセンスを使用し、バーチャルライドの世界を体感できる。また注目の新機能パワーメーターリンクを搭載していて、自転車にすでに装着済みのパワーメーターの数字をトレーナーが受信し、その数字に基づいて自動負荷調整機能を動作させることが可能。(my E-Trainingのみ)

昨今のバーチャルトレーニングの盛り上がりとともに、ホームトレーナーのメインストリームとして確固たるポジションを築いたダイレクト・トランスミッショントレーナー。優れた静穏性とバーチャルライドの走行状況を再現する自動負荷調整、出力を測定するパワーメーターを内蔵するなど、バーチャルトレーニングにはなくてはならない最も注目を集める。しかし高機能なダイレクト・トランスミッションホームトレーナーは比較的高価でサイズも大きくかさばりがちです。

非常にスリムなSUITOは脚を収納すると幅はわずか15cmに

新しく登場したSUITOは今までのダイレクト・トランスミッションホームトレーナーの常識を覆すほどスリムな筐体を持ち、収納時にはわずか15cmという幅に収めることが可能。これは多くのダイレクト・トランスミッションホームトレーナーの半分程度もしくはそれ以下の幅しかなく、わずかな隙間に滑り込むように収納できる。

SUITOはさまざまな通信規格に対応する双方向通信機能を備え、エリート純正の高機能トレーニングアプリ「my-E-Training」やサードパーティ製の「ZWIFT」、「TrainerRoad」などアプリを使ったさまざまなトレーニングが可能だが、その際に必要不可欠なデータがパワー値。SUITOはダイレクト・トランスミッションホームトレーナーで初めて「POWER METER LINK(パワーメーターリンク)」を搭載したモデルで、普段ご使用のバイクにすでに取り付けられているパワーメーターのデータを利用し自動負荷調整を作動させることが可能。自転車とホームトレーナーのパワーメーターが異なることで生じてしまう数字の乖離を完全に取り払い、常に一貫性を持ったデータをベースにトレーニングすることが可能になる。

自転車にパワーメーターを取り付けていない場合は、SUITOに搭載されている磁気抵抗ユニットとELITE独自のアルゴリズムを用いた計算値でパワーを導き出し、そのデータをバーチャルライドに利用します。計算値の精度は±2.5%以内の誤差に収まるよう1台1台ていねいにキャリブレーションされているので、利用の自転車にパワーメーターを付けていないサイクリストも安心。

ダイレクト・トランスミッションホームトレーナーならではの非常に優れた静粛性は、ドライブトレインの改良と筐体のサイドにスチールを採用することでさらに磨きをかけ、日本の集合住宅などでも周囲を気にすることなく使用可能。

スリムでありながら強力なパワーを受け止める筐体はスチール製

SUITOの電子制御マグネティック負荷ユニットは100Vで駆動し、低ケイデンス・高負荷に対応。動作速度は自然で滑らかな反応を実現し、バーチャルライドでも実走と遜色のないリアルな走行感を実現している。そのスリムな筐体で驚きの最大15%の登板負荷は、さまざまなバーチャルライドはもちろんハードなインターバル・トレーニングなどにも必要十分な負荷を再現する。

双方向通信機能を備えたダイレクト・トランスミッショントレーナーとしては他を圧倒するスリムなサイズのSUITOは重量も比較的軽量で約14.5kg。上部の大きなハンドルは握りやすく簡単に持ち運べ、さまざまなスペースに収納が可能。

SUITOにはシマノ105仕様のカセットスプロケット(11-28T)が付属されるだけでなく、フリーボディに取り付けてから梱包し出荷している。購入後、箱から出したらすぐに愛車をセットし、トレーニングをスタートすることが可能。またELITE純正の高機能トレーニングアプリ「my E-Training」の1年間無料ライセンスと「ZWIFT」1ヵ月無料ライセンスが付属。

大幅なアップデートを行った「my E-Training」では、任意のパワーを継続できるようケイデンスに合わせて負荷を自動で調整する「パワーモード」、任意で好みの負荷に調整できる「レベルモード」、ELITEが提案する数十種類のトレーニングプログラムを選ぶことで、そのプログラムに合わせて負荷が変化する「プログラムモード」などのトレーニングモードの他に、自身のFTP(FUNCTIONAL THRESHOLD POWER)を正確に測定できる「FTP test」や、ペダリング解析(アプリ内課金が必要)といった評価プログラムも利用可能となった。

持ちやすい形状のハンドルを備え、軽量で容易に持ち運びが可能

SUITO(スイート)

設置サイズ:760×560×495mm、収納サイズ:560×150×495mm
重量:約14.5kg
自動負荷・最大再現勾配15%
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーメーターリンク搭載
磁気抵抗ユニットによる出力計測(誤差±2.5%)
130-135mmQR、142-142mmTA 対応
付属品:my E-Training1年間無料ライセンス、ZWIFT1ヶ月間無料ライセンス、ライザーブロック、シマノ11速カセット(105)※取付済

税抜定価:9万4800円
※10月初旬入荷予定

●カワシマサイクルサプライのホームページ

アンドレ・グライペルがアルケア・サムシック退団へ

ドイツのスプリンター、アンドレ・グライペルは2019年12月31日をもってアルケア・サムシックとの契約を終了する。10月1日に両者が発表した。チームは山岳に強いワレン・バルギル(フランス)とのダブルエースで今季に挑んだが、グライペルをゴールスプリント勝負でけん引する選手が不在だった。

アンドレ・グライペルは2019シーズン限りでアルケア・サムシックを去る

ツール・ド・フランスでステージ11勝を誇るグライペルだが、2019年1月のツール・ド・ガボンでのステージ1勝しかできず、それも「私はそれが勝利だとは考えていない」とコメントしている。

「4週間前、私はチームに2019年末をもって契約を終了するように頼みました。ジェネラルマネージャーのエマニュエル・ウベールと合意に至りました。一緒に過ごした2019シーズンに感謝したい」とグライペル。

「できればいい結果をチームにもたらしたかった。残念ながら、大きな成績を獲得する準備が足らなかった。2019シーズンの序盤に、私は感染症と戦わなければならなかった。ようやく体力を回復したのはツール・ド・フランスの2週間前でした」

アルケア・サムシックの選手として最後のレースはツール・ド・ミュンスターになる。2019年シーズンのラストレースともなり、「この大会に向けて、最高の結果を出すための準備をします。それから家族と一緒に1カ月休みを取ります」とグライペル。

アルケア・サムシックでのアンドレイ・グライペルの勝利はこの1勝だけに © Team Arkéa – Samsic

現役を引退するかはコメントしていない。

同チームは来季、モビスターからナイロ・キンタナ(コロンビア)を獲得し、グランツールの総合上位を目指していく。

●アルケア・サムシックのホームページ