走りながら自動充電できるクロスバイクで航続距離最大130km

クロスバイクが持つ走りの楽しさと、「走りながら自動充電機能」を搭載して日常での実用性を兼ね備えた最新電動クロスバイク「TB1e(ティービーワンe)」を、ブリヂストンサイクルが2020年2月上旬より全国の販売店を通して発売する。「走りながら自動充電」とは、主に平地を走行中にペダルを漕がないと自動で発電し充電する機能のこと。

自転車志向と電動アシスト自転車需要の高まり

近年、健康への意識・関心が高まる中、国では自転車の日常使い、サイクルスポーツの振興で健康社会の実現を目指した取り組みを実施していて、自転車通勤が国民の健康問題解決に寄与すると期待されている。

2017年には自転車活用推進法が施行され、シェアサイクルの普及や自転車専用道路の整備など自転車の利用環境の改善が図られている中、一般企業では約8割の企業が自転車通勤を認め(図1)、約4割の企業が業務で使用していると回答している。また、ユーザーの使用用途も自転車の通勤使用が増加傾向(図2)であり、ライフスタイルの中に自転車を取り入れる動きが活発化していると考えられる。

一般企業では約8割の企業が自転車通勤を認めている(図1)
ユーザーの使用用途は自転車の通勤使用が増加傾向(図2)

さらに、タイプ別に見ると、電動アシスト自転車の出荷台数は10年前と比べ2倍以上に増加(図3)していて、電動アシスト自転車のさまざまな用途での需要の高まりを感じるという。

電動アシスト自転車の出荷台数は10年前と比べ2倍以上に増加(図3)

電動アシスト自転車購入時に重視する性能は「航続距離の長さ」

ブリヂストンサイクルで自転車通勤に関する調査を行ったところ、自転車通勤をしているユーザーからは、「坂が多く、電動もギヤもない自転車だとすごく負担なので買い替え検討中」(20代後半・男性)という使用環境面への意見や「クロスバイクを使っているが、ドロヨケがないことや、タイヤが細いので衝撃が大きいことが不満」(40代前半・男性)といった機能面への不満の声が聞かれた。一方で電動アシスト自転車購入時にユーザーが最も重視する性能は「1回の充電で走れる距離(図4)」であることも別の調査で判明している。

1回の充電で走れる距離が最も重視される(図4)

今回発売する「TB1e」は、両輪駆動モデルの特徴のひとつである「走りながら自動充電機能」を搭載し、1回の充電で走る航続距離が最大130kmと従来品比40%アップを実現したことで、バッテリーを外す充電の手間の軽減や、通勤時のバッテリー切れを回避したいとの思いに応える製品。

TB1e

TB1eの価格は12万9800円

また、通常のスポーツ自転車では標準装備されることの少ない鍵やドロヨケ、スタンドといったパーツも標準装備し、日常の実用性を確保しながらも、Vブレーキや外装変速機を搭載しクロスバイクが持つ走りの楽しさも兼ね備えた、より快適な通勤スタイルを提案する電動クロスバイクだ。

TB1eの価格は12万9800円(税別)。カラーは4色展開 ・E.Xブラック ・T.Xマットグレー ・M.Xオーシャンブルー ・T.Xネオンライム

TB1eの主な特徴は

①走行中にペダルを止めるか左ブレーキをかけると発電する「走りながら自動充電」機能を搭載し、航続距離最大130kmを実現
②スピードをやさしく抑える安心のブレーキ性能「モーターブレーキ」搭載
③大容量「リチウムイオンバッテリーB400」電池搭載。満充電までは充電せず、「走りながら自動充電」が可能なバッテリー残量で充電を完了する「リミット充電モード」にも対応
④ひび割れ、パンクに強いタイヤ「ロングレッド」採用
⑤スタイルを崩さず明るさも確保した「ショートシリンダーLEDランプ」
⑥通勤に便利なドロヨケ、サークル錠、サイドスタンドを標準装備

●ブリヂストンサイクルのホームページ

ツール・ド・フランスのエースはラトゥール、バルデはジロ…AG2R

フランスのプロロードチーム、AG2Rラモンディアルが2019年12月10日、パリで2020シーズンのチームプレゼンテーションを行い、新体制を発表した。2019年はエースのロマン・バルデ(フランス)がツール・ド・フランスで山岳賞に輝くなど成績を残したが、29年目となるシーズンは新たな目標を掲げる。

AG2Rラモンディアルの2020体制

チームのバンサン・ラブニュ監督は「ロマン・バルデがジロ・デ・イタリアに初出場する予定。ツール・ド・フランスのエースはラトゥールになる」とコメントした。

●使用バイクはエディ・メルクスで2シーズン目
●カジュアルウエアはリーバイスで3シーズン目
●8カ国の所属選手(フランス、ベルギー、イタリア、ルクセンブルク、スイス、米国、フィンランド、初加入となる英国)
●グランツール区間優勝者は9人(ロマン・バルデ、トニー・ガロパン、アレクサンドル・ジェニエ、マティアス・フランク、アレクサンドル・ビエルモズ、ピエール・ラトゥール、シルバン・ディリエ、アレクシス・グジャール、ナンス・ペテルス)
●選手間の年齢差は14歳(22歳のクレマン・シャンプサン、36歳のステイン・バンデンベルフ)
●AG2Rラモンディアルとのパートナーシップは23年目
●チーム活動は29年目
●平均年齢は28.51歳
●チーム拠点のアマチュアチーム、シャンベリーシクリズムフォルマシオン出身選手はバルデ、ラトゥールら11人、38%
●2019年にトニー・ガロパンが参戦したレースは87日間
●1992年のチーム設立から通算478勝

●AG2Rラモンディアルのホームページ

サンウェブが2020チーム体制とジャージを発表

ドイツ登録のプロチーム、サンウェブが2019年12月10日、男子、女子、ディベロップメント(若手育成)チームの選手体制を発表した。使用する自転車はサーベロ。ウエアは赤を基調とし、「キープチャレンジング」と具現化する縦の2本ストライプが入る。

男子チームのマイケル・マシューズ、女子のフロールチェ・マッケイ、ディベロップメントチームのクサンドレス・ベルブローセム

2019シーズンまでのエースだったトム・デュムラン(オランダ)がライバルチームであるユンボ・ビスマに移籍していったが、オーストラリアのマイケル・マシューズ、オランダのウィルコ・ケルデルマン、アイルランドのニコラス・ロッシュらが所属。

●サンウェブチームのホームページ

コフィディスが2020年からワールドツアーチームに昇格

フランスのコフィディスが2020シーズンからの3年間、プロチームの最高カテゴリーであるUCIワールドツアーチームに加わる。国際自転車競技連合が2019年12月10日に発表した。フランス勢のワールドツアーチームはAG2RラモンディアルとグルパマFDJに加えて3チームとなった。

ブエルタ・ア・エスパーニャ © Luis Ángel Gómez

コフィディスの2020シーズンからの3年間のトップチーム入りが決まった。欧州北部を拠点とするチーム数は全体的バランスから増加することが望ましいとされ、その昇格は予想通りだった。

コフィディスはこれまでツール・ド・フランスなどの重要レースには主催者推薦を得て出場していたが、2020年からの3年間は自動的に出場することができ、スポンサーや選手獲得などの運営面で大きなアドバンテージを得たことになる。

チームは1997年にフランスに発足し、当時から電話信販会社のコフィディスがスポンサーとなった。2005年にUCIプロツアーシステムが始まるとトップチームに位置づけられたが、2010年に第2クラスのプロコンチネンタルチームに降格していた。

UEC欧州チャンピオンジャージを着用してコフィディスに移籍するエリア・ビビアーニ ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2019

「コフィディスはワールドツアーに参加するに値する。チームは単なる経験ではなく、長い間そこにあるように作られた。ワールドツアーに参加することはオーストラリアから中国まで、シーズンの初めから終わりまで、常にトップレベルにいることを意味する。もちろん、すべての大きなレースに向けて熱意を持って準備するが、他のレースよりも簡単な戦いではない」とコフィディスに移籍してくる欧州チャンピオンのエリア・ビビアーニ(イタリア)。

「メンタリティが変わる。出場するすべてのレースは権威があり、チームは栄冠を目指して躍動していくと思う」

チームマネージャーのセドリック・バスールは、「ワールドツアーへの昇格はスポーツの基準に沿った決定だ。過去3シーズンにわたってチームは結果を残してきた。私たちにとってこれは新しい始まりだ」と喜びを明かした。

●コフィディスのホームページ

一青窈の台湾イチ押しはマッサージ。「小籠包になった気持ちになれます」

女性シンガーの一青 窈(ひとと・よう)が12月10日、羽田空港国際線ターミナルで「HANEDA Sky illumination LIVE」に登場。台湾人の父を持つだけに国際空港にはよく足を運ぶというが、「いまここでしか体感できない空気のなかで歌えたことがとてもうれしかったです」と語った。

羽田空港国際線旅客ターミナル・出発ロビーの江戸舞台でピース

毎年恒例となった「竹林の煌めき」をメインコンセプトにした「羽田 Sky illumination~誰も見たことのない光~」のスペシャルライブ。詰めかけたファンの前でヒット曲「もらい泣き」などを熱唱。地元「大田区立羽田小学校」の児童によるコラボレーション合唱も行われた。

「2019年は3人目の子どもが生まれて、私にとってはうれしい1年でした。子どもが生まれてもなおツアーをやっていて、歌い続ける幸せをかみしめながらこの年の瀬を迎えています」と語る。

台湾に帰国することも多く、羽田空港には何度も来ているという。「この時期はイルミネーションがあってとても華やかですね。このイルミネーションを見るために羽田空港に来るのもいいんじゃないでしょうか」とおすすめする。

「羽田空港はご飯がおいしいんです。お店選びが迷っちゃうくらいですね。旅に出かけるみなさんが並んでいるんですが、私も負けずに並びます。とりわけすき焼きがおいしいですが、いろんな料理が楽しめるのがいい。文房具や洋服などもたくさんあって、ちょっとしたデパートに行くくらいにワクワクします。町で売っていないような、日本を象徴するようなテイストのものもあるので私は好きで、よく買い物をします」

台湾でのおすすめは「サクラっていうマッサージ屋さん」とアドバイス。

「とても庶民的で、身体と脚と同時にしてくれます。小籠包になった気持ちが分かるように、蒸しタオルでホカホカにしてくれます(笑)」

東京国際空港ターミナルの國分博人常務取締役、一青窈、国土交通省東京航空局東京航空事務所の森本園子東京国際空港長と。両サイドは空港コンシェルジュ

一青 窈(ひとと・よう)
東京都出身。台湾人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期を台北で過ごす。慶應義塾大環境情報学部(SFC)卒業。在学時、アカペラサークルでストリートライブなどを行う。
2002年、シングル「もらい泣き」でデビュー。翌年、日本レコード大賞最優秀新人賞、日本有線大賞最優秀新人賞などを受賞。NHK紅白歌合戦初出場。
5枚目のシングル「ハナミズキ」、そして初のベストアルバム「BESTYO」が大ヒットを記録。
2008年、初の日本武道館ライブ開催。
2004年に映画「珈琲時光」、2008年に音楽劇「箱の中の女」で主演をつとめ、
2013年に初の詩集「一青窈詩集 みんな楽しそう」を発売するなど、歌手の枠にとらわれず活動の幅を広げている。
2017年10月にはデビュー15周年を迎え、オールタイム・ベスト・アルバム「歌祭文 ~ALL TIME BEST~」を発表した。

羽田空港のイルミネーション装飾について

開催期間 : 2020年3月15日(日)まで
点灯時間 : 16:00~24:00
場所 :
4F 江戸舞台、江戸広小路
3F 大屋根天井空間部、チェックインロビー、アクセスホール

大田区立羽田小の16人と合唱後にポーズ

●羽田空港ターミナルのホームページ

エタップ・デュ・ツール日本人エントリー枠を発売

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスが2020年7月5日に南仏のニースを発着とする177kmで開催され、公式ツアー会社となる国際興業が日本人向けのエントリー枠を発売した。日本人枠は20。エントリー料は3万3000円。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

1万6000人が参加する人気レースは公式サイトでの応募がわずか数時間で完売。ただし日本を含めた数カ国には国別の出場枠が用意され、各ツアーエージェントからの参加が残されている。

30回目の節目となる2020年大会は、国際空港が市内から至近の位置にあるとともに、スタートとゴールが同じということもあって例年になく参加しやすい設定。コースは2020ツール・ド・フランスの第2ステージと同じもので、標高1500m以上の峠が2つある。アルプスやピレネーで開催された大会に匹敵する過酷さが売り物。

国際興業の参戦ツアーはすでに発売終了し、今回はエントリー枠のみの販売。参加者は独自で往復航空券や宿泊先を手配する必要がある。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

エタップ・デュ・ツールは初ニース…7月5日に開催へ

ツール・ド・フランスの過酷さをイヤでも体験してしまうのがエタップ・デュ・ツール

●国際興業のエタップ・デュ・ツール参戦ツアーサイト
●エタップ・デュ・ツール・ド・フランスの公式サイト