ワンティゴベールがCCCをテイクオーバーしてワールドチームに

ワントユーサイクリングが9月29日、CCCチームを運営してきたコンティニュームスポーツを引き継ぎ、2021年からワールドツアーチームとしてシルキュス・ワンティゴベール・トルマンスを運営することを発表した。

2018ツール・ド・フランス第4ステージを走るコフィディスとワンティ勢 ©ASO/Alex BROADWAY

ジム・オショビッツとギャビン・チルコットが所有するコンティニュームスポーツは、2007年にBMCレーシングチームを米国登録コンチネンタルチームとしてスタート。現在はCCCチームとしてライセンスを保有している。

ワントユーサイクリングは、UCIプロチームのシルキュス・ワンティゴベールとトルマンスUCIシクロクロスチームを管理するジャンフランソワ・ブルラールが率いるベルギーの運営会社。2001年にVCアチクラブとして発足し、段階的に上位カテゴリーに。2008年にコンチネンタルランクに加わり、2011年以降はプロフェッショナルコンチネンタルレベルに進んだ。

この第2カテゴリーで10シーズンを過ごした後、12月のUCIライセンス委員会の公式承認を条件に、CCCに替わってワールドツアーチームとなる予定。

「2020年は期待していたシーズンとはならなかったが、我々は高い水準でCCCチームとしてシーズンを終えるつもりだ。2021年はコンティニュームスポーツとしての新しい方向性を追求し、シルキュス・ワンティゴベールがベルギーチームとして新たな道を切り開いていく。ワールドツアーに昇格することをうれしく思う」とオショビッツ。

●シルキュス・ワンティゴベール・トルマンスのホームページ

NTTがスポンサー契約更新せず…チームは新パートナー探し

NTTプロサイクリング(旧ディメンションデータ)は、NTTが2021年以降の契約を更新しない通達を受け、新しいタイトルスポンサー探しを始めた。9月28日にチームが発表した。同チームには日本チャンピオンの入部正太朗が所属している。

ツール・ド・フランスに出場したNTTチーム ©A.S.O.-Thomas-Maheux

同チームはアフリカで唯一のUCI登録ワールドツアーチーム。ツール・ド・フランスでのステージ優勝をはじめ多くのレースで勝ち星を挙げてきた。ケベカとしてチャリティー活動を10年続け、南アフリカ全土の恵まれない地域の子どもたちに10万台以上の自転車を提供してきた。

今後は新規スポンサーを獲得し、これまで同様の活動を継続させていきたいと発表している。

●NTTプロサイクリングのホームページ

トーマス、ニバリ、サガン…ジロ・デ・イタリア10月3日開幕

第103回ジロ・デ・イタリアが新型コロナウイルス感染拡大により延期と開幕地変更などを行い、10月3日から25日まで開催される。主催者は9月28日、暫定出場選手リストを発表した。

総合優勝者が手中にするトロフェオセンツァフィニ(ネバーエンディングトロフィー)

主な出場選手は、2013年と2016年の総合優勝者ビンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)、2018ツール・ド・フランス総合優勝のゲラント・トーマス(英国、イネオス・グレナディアス)、2018ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝のサイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)、2020イル・ロンバルディア優勝のヤコブ・フルサン(デンマーク、アスタナ)など。

2020ジロ・デ・イタリア出場選手リスト(暫定)

ALMAG2R LA MONDIALEFRA
NAMENAT
1BIDARD FrançoisFRA
2BOUCHARD GeoffreyFRA
3FRANK MathiasSUI
4GASTAUER BenLUX
5HANNINEN JaakkoFIN
6PARET PEINTRE AurélienFRA
7VENDRAME AndreaITA
8WARBASSE LawrenceUSA
D.S.JANNEL DidierFRA
D.S.KASPUTIS ArturasLTU
ANSANDRONI GIOCATTOLI – SIDERMECITA
NAMENAT
11BAIS MattiaITA
12BELLETTI ManuelITA
13CEPEDA JeffersonECU
14CHIRICO LucaITA
15GAVAZZI FrancescoITA
16PELLAUD SimonSUI
17RAVANELLI SimoneITA
18RESTREPO JhonatanCOL
D.S.ELLENA GiovanniITA
D.S.SAVIO GianniITA
ASTASTANA PRO TEAMKAZ
NAMENAT
21FUGLSANG JakobDEN
22ARANBURU AlexESP
23BOARO ManueleITA
24FELLINE FabioITA
25LOPEZ MORENO Miguel AngelCOL
26NATAROV YuriyKAZ
27RODRIGUEZ OscarESP
28VLASOV AleksandrRUS
D.S.MARTINELLI GiuseppeITA
D.S.SHEFER AlexandrKAZ
TBMBAHRAIN – MCLARENBRN
NAMENAT
31BATTAGLIN EnricoITA
32BOLE GregaSLO
33CAPECCHI ErosITA
34DAVIES ScottGBR
35NOVAK DomenSLO
36PADUN MarkUKR
37PERNSTEINER HermannAUT
38PIBERNIK LukaSLO
D.S.PELLIZOTTI FrancoITA
D.S.VOLPI AlbertoITA
BCFBARDIANI CSF FAIZANE’ITA
NAMENAT
41CARBONI GiovanniITA
42COVILI LucaITA
43FIORELLI FilippoITA
44LONARDI GiovanniITA
45MAZZUCCO FabioITA
46ROMANO FrancescoITA
47TONELLI AlessandroITA
48ZANA FilippoITA
D.S.REVERBERI RobertoITA
   
BOHBORA – HANSGROHEGER
NAMENAT
51SAGAN PeterSVK
52BENEDETTI CesareITA
53BODNAR MaciejPOL
54FABBRO MatteoITA
55GAMPER PatrickAUT
56KONRAD PatrickAUT
57MAJKA RafalPOL
58POLJANSKI PawelPOL
D.S.PÖMER ChristianAUT
D.S.ZEMKE JensGER
CCCCCC TEAMPOL
NAMENAT
61ZAKARIN IlnurRUS
62ČERNÝ JosefCZE
63DE LA PARTE VictorESP
64DE MARCHI AlessandroITA
65GRADEK KamilPOL
66KOCHETKOV PavelRUS
67ROSSKOPF JosephUSA
68VALTER AttilaHUN
D.S.BALDATO FabioITA
D.S.MISSAGLIA GabrieleITA
COFCOFIDISFRA
NAMENAT
71VIVIANI EliaITA
72BERHANE NatnaelERI
73CONSONNI SimoneITA
74HAAS NathanAUS
75HANSEN JesperDEN
76LAFAY VictorFRA
77MATHIS MarcoGER
78SABATINI FabioITA
D.S.CHAVANEL SebastienFRA
D.S.DAMIANI RobertoITA
DQTDECEUNINCK – QUICK – STEPBEL
NAMENAT
81ALMEIDA JoãoPOR
82BALLERINI DavideITA
83HODEG AlvaroCOL
84HONORÉ MikkelDEN
85KEISSE IlijoBEL
86KNOX JamesGBR
87MASNADA FaustoITA
88SERRY PieterBEL
D.S.BRAMATI DavideITA
D.S.VAN BONDT GeertBEL
EF1EF PRO CYCLINGUSA
NAMENAT
91BENNETT SeanUSA
92CAICEDO JonathanECU
93CLARKE SimonAUS
94CRADDOCK G LawsonUSA
95DOCKER MitchellAUS
96GUERREIRO RubenPOR
97HOWES AlexUSA
98KANGERT TanelEST
D.S.BRESCHEL MattiDEN
D.S.GUIDI FabrizioITA
GFCGROUPAMA – FDJFRA
NAMENAT
101DEMARE ArnaudFRA
102FRANKINY KilianSUI
103GUARNIERI JacopoITA
104GUGLIELMI SimonFRA
105KONOVALOVAS IgnatasLTU
106SCOTSON MilesAUS
107SINKELDAM RamonNED
109THOMAS BenjaminFRA
D.S.JOLY SebastienFRA
D.S.VEIKKANEN JussiFIN
ISNISRAEL START – UP NATIONISR
NAMENAT
111BARBIER RudyFRA
112BRÄNDLE MatthiasAUT
113CATAFORD AlexanderCAN
114CIMOLAI DavideITA
115DOWSETT AlexGBR
116NAVARRO DanielESP
117SAGIV GuyISR
118ZABEL RickGER
D.S.ANDRLE RenéCZE
D.S.SØRENSEN NickiDEN
LTSLOTTO SOUDALBEL
NAMENAT
121ARMEE SanderBEL
122DIBBEN JonathanGBR
123GOOSSENS KobeBEL
124HAGEN Carl FredrikNOR
125HANSEN AdamAUS
126HOLMES MatthewGBR
127OLDANI StefanoITA
128VANHOUCKE HarmBEL
D.S.MONFORT MaximeBEL
D.S.WILLEMS FrederikBEL
MTSMITCHELTON – SCOTTAUS
NAMENAT
131YATES SimonGBR
132AFFINI EdoardoITA
133BOOKWALTER BrentUSA
134HAIG JackAUS
135HAMILTON LucasAUS
136HEPBURN MichaelAUS
137HOWSON DamienAUS
138MEYER CameronAUS
D.S.MC PARTLAND DavidAUS
D.S.WHITE MatthewAUS
MOVMOVISTAR TEAMESP
NAMENAT
141ALBA JuanCOL
142CARRETERO HectorESP
143PEDRERO AntonioESP
144RUBIO EinerCOL
145SAMITIER SergioESP
146SEPULVEDA EduardoARG
147TORRES AlbertESP
148VILLELLA DavideITA
D.S.GARCIA ACOSTA Jose VicenteESP
D.S.SCIANDRI MaximilianGBR
NTTNTT PRO CYCLING TEAMRSA
NAMENAT
151MEINTJES LouisRSA
152CAMPENAERTS VictorBEL
153DE BOD StefanRSA
154GEBREIGZABHIER AmanuelERI
155O’CONNOR BenAUS
156SOBRERO MatteoITA
157SUNDERLAND DylanAUS
158WYSS DaniloSUI
D.S.FODER DanielDEN
D.S.REDANT HendrikBEL
INSTEAM INEOSGBR
NAMENAT
161THOMAS GeraintGBR
162DENNIS RohanAUS
163DUNBAR EdwardIRL
164GANNA FilippoITA
165GEOGHEGAN HART TaoGBR
166GOLAS MichalPOL
167PUCCIO SalvatoreITA
168SWIFT BenGBR
D.S.COOKSON OliverGBR
D.S.TOSATTO MatteoITA
TJVTEAM JUMBO – VISMANED
NAMENAT
171KRUIJSWIJK StevenNED
172BOUWMAN KoenNED
173FOSS TobiasNOR
174HARPER ChrisAUS
175MARTIN TonyGER
176PFINGSTEN ChristophGER
177TOLHOEK AntwanNED
178VAN EMDEN JosNED
D.S.DE HAAN Sierk-JanNED
D.S.ENGELS AddyNED
SUNTEAM SUNWEBGER
NAMENAT
181KELDERMAN WilcoNED
182DENZ NicoGER
183HAGA ChadUSA
184HAMILTON ChristopherAUS
185HINDLEY JaiAUS
186MATTHEWS MichaelAUS
187OOMEN SamNED
188TUSVELD MartijnNED
D.S.ROBERTS LukeAUS
D.S.WINSTON MatthewGBR
TFSTREK – SEGAFREDOUSA
NAMENAT
191NIBALI VincenzoITA
192BERNARD JulienFRA
193BRAMBILLA GianlucaITA
194CICCONE GiulioITA
195CONCI NicolaITA
196DE KORT KoenNED
197NIBALI AntonioITA
198WEENING PieterNED
D.S.BAFFI AdrianoITA
D.S.POPOVYCH YaroslavUKR
UADUAE TEAM EMIRATESUAE
NAMENAT
201ULISSI DiegoITA
202BJERG MikkelDEN
203CONTI ValerioITA
204DOMBROWSKI JosephUSA
205GAVIRIA FernandoCOL
206MCNULTY BrandonUSA
207MOLANO Juan SebastianCOL
208RICHEZE MaximilianoARG
D.S.FERNANDEZ Jose AntonioESP
D.S.MARZANO MarcoITA
THRVINI ZABU’ KTMITA
NAMENAT
211VISCONTI GiovanniITA
212FORTUNATO LorenzoITA
213FRAPPORTI MarcoITA
214ROTA LorenzoITA
215SPREAFICO MatteoITA
216VAN EMPEL EtienneNED
217WACKERMANN LucaITA
218ZARDINI EdoardoITA
D.S.AMORIELLO LucaITA
D.S.SCINTO LucaITA

2020ジロ・デ・イタリア日程

10月3日(土) 第1ステージ モンレアーレ〜パレルモ 15km(個人タイムトライアル)★★
10月4日(日) 第2ステージ アルカモ〜アグリジェント 150km
10月5日(月) 第3ステージ エンナ〜エトナ 150km★★★
10月6日(火) 第4ステージ カターニア〜ビラフランカティッレーナ 140km★
10月7日(水) 第5ステージ ミレート〜カミーリャテッロシラーノ 225km★★
10月8日(木) 第6ステージ カストロビッラーリ〜マテーラ 188km
10月9日(金) 第7ステージ マテーラ〜ブリンディージ 143km
10月10日(土) 第8ステージ ジョビナッツォ〜ビエステ 200km★★
10月11日(日) 第9ステージ サンサルボ〜ロッカラーゾ 208km★★
10月12日(月) 休養日
10月13日(火) 第10ステージ ランチャーノ〜トルトレート 177km
10月14日(水) 第11ステージ ポルトサンテルピディオ〜リミーニ 182km★
10月15日(木) 第12ステージ チェゼナティーコ〜チェゼナティーコ 204km★★
10月16日(金) 第13ステージ チェルビア〜モンセリーチェ 192km★
10月17日(土) 第14ステージ コネリャーノ〜バルドッビアデーネ 34km(個人タイムトライアル)★★
10月18日(日) 第15ステージ バセアエレアリボルト〜ピアンカバッロ 185km★★★
10月19日(月) 休養日
10月20日(火) 第16ステージ ウディーネ〜サンダニエーレ・デル・フリウリ 229km★★
10月21日(水) 第17ステージ バッサーノデルグラッパ〜マドンナディカンピーリオ 203km★★★
10月22日(木) 第18ステージ ピンツォロ〜ラーギディカンカーノ 207km★★★
10月23日(金) 第19ステージ モルベーニョ〜アスティ 251km
10月24日(土) 第20ステージ アルバ〜セストリエーレ 198km★★★
10月25日(日) 第21ステージ チェルニュスコスルナビーリオ〜ミラノ 15.7km(個人タイムトライアル)

🇮🇹ジロ・デ・イタリア特集サイト
🇮🇹2020ジロ・デ・イタリア関連ニュース(まとめページ)
●ジロ・デ・イタリアのホームページ

BMXのキッズ日本代表が五輪選手や監督から直接指導

一般社団法人全日本BMX連盟は、オフィシャルパートナーである大東建託未来のアスリート支援プロジェクトの支援事業として「2020JBMXF大東建託エリートアカデミー」を実施した。

この講習会は5月に米国ヒューストンで予定されていたUCI BMXワールドチャレンジ大会代表選考通過者のうち16歳以下の選手を対象としたもの。新型コロナウイルス感染症の影響によりワールドチャレンジ大会や全日本連盟主催大会が中止となるなかで、次世代のエリート選手を育成することを目的として実施された。

岡山県笠岡市の太陽の広場BMXコースと埼玉県秩父市の秩父滝沢サイクルパークBMXコースの2会場で3日にわたり実施し、6歳から16歳まで53選手が参加した。

スタートの指導を行う三瓶将廣(笠岡)

講習を担当したのは過去に全日本選手権を制するなど国内外のBMXレースで豊富な経験をもち、現在は指導者に転身したシステマティックBMXの三瓶将廣と2016年の全日本チャンピオンである吉村樹希敢をメインコーチとしたメンバー。

コーナリングの指導を行う長迫吉拓(笠岡)
BMXレースで重要なスタートでは個別にフォームの矯正も行った(秩父)

笠岡会場では2020東京オリンピック代表候補の長迫吉拓、秩父会場では現全日本チャンピオンの中井飛馬と丹野夏波もアシスタントコーチとして参加するなど、若手とベテランを織り交ぜた充実の講師陣により国際大会を戦うことを前提としたスキルや取り組みを指導した。

講習会の内容については連盟の会員や日本全国のBMXレース愛好者に向けた動画を作成し、全日本BMX連盟オフィシャルYouTubeチャンネルで配信を行う予定。全日本BMX連盟は、「今後も世界に通用する未来のエリートライダーを育成する講習会を実施したい」という。

ジャンプセクションでのスキルを指導する吉村樹希敢(笠岡)
ベストなパフォーマンスを発揮するために重要な動的ストレッチを指導(笠岡)
スキルの指導風景(笠岡)
BMXで起こりうる選手同士の接触に備えて前後左右の幅を詰めた走行を指導(秩父)
あえてグリップの悪いフラットなダートでコーナリングのトレーニングを行うことでスキルを向上させた(秩父)

●全日本BMX連盟オフィシャルYouTubeチャンネル
●全日本BMX 連盟オフィシャルパートナー:大東建託未来のアスリート支援プロジェクト
●動画製作:bb project
●映像提供:シクロチャンネル
●特別協力:SYSTEMATIC BMX

9月22日笠岡会場集合写真
9月26日秩父会場集合写真
9月27日秩父会場集合写真

わずか20日で国際大会…IOCバッハ会長が世界選手権を絶賛

「イタリアはオリンピックの新記録を樹立した。記録的な時間で世界選手権大会を組織した。これは奇跡であり、イタリアのスポーツシステムの効率を示している」と、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が2020年のUCI(国際自転車競技連合)ロード世界選手権を開催したイタリアのイモラ・エミリアロマーニャ大会を絶賛した。

男子ロードの世界チャンピオン、ジュリアン・アラフィリップと記念写真に収まるバッハ会長(右) ©Isolapress ©Bettiniphoto – Imola2020

2020年の世界選手権は当初スイスのエーグル・マルティニーで予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大によりスイス政府がイベント制限措置を通告。UCIが替わりの開催地を模索していた。

UCIは代替会場として4都市からの招致を受け、スイスと同じくらい壮観でタフで要求の厳しいロードコースであること、現在のパンデミック中に最大の安全性を確保するために不可欠な最先端の施設があることを重点に、F1サーキットとしても実績があるイモラに決定した。

「イモラでのUCIロード世界選手権は、サイクリングが大好きで、このスポーツで歴史を作ったチャンピオンの発祥の地であるエミリア・ロマーニャにとって快挙だ。世界選手権開催を私たちは誇りに思う」と同地域のステファノ・ボナッチーニ会長が先頭に立って、わずか20日という準備期間で国際的スポーツイベントの開催を実現させた。

IOCのバッハ会長が世界選手権ロードをコメント ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

スポーツイベントのトップパーソナリティであるバッハ会長は、新型コロナウイルス感染拡大に直面した状況でまずはじめに開催される世界選手権ロードを中止させることは絶対にならないと厳命。1カ月足らずで組織された主催者をサポートした。

「非常に短い準備時間とウイルスによって課せられた使命はインポッシブルだったという。しかしイモラ主催者はなにごともなかったかのように大会を完了させた」

イベントの成功は、現地入りしたバッハ会長自身が確認した。

©Isolapress ©Bettiniphoto – Imola2020

「一人一人がミッションを情熱的にクリアしたことは、この大会のみならず将来のスポーツイベントのベンチマークとなった」と、バッハ会長は2021年に開催を目指す東京五輪の成功を肌で感じたという。

●世界選手権ロードの関連記事
フランスのジュリアン・アラフィリップが世界チャンピオンに
アンナ・ファンデルブレッゲン二冠…東京五輪の大本命に
イタリアのガンナが世界選手権タイムトライアルでチャンピオン
2位4回のファンデルブレッゲンがタイムトライアル世界女王
スロベニアはポガチャル&ログリッチ…世界選手権出場選手リスト
世界選手権ロード開幕…出場選手リストと3Dコース動画
優勝者はワイドオープン…世界選手権ロードをニバリ試走
世界選手権代替開催地のイモラが大会運営に意欲

●大会ホームページ
●Liveサイト
●facebook
●twitter
●Instagram
●YouTubeのUCI channel

サイクリングアプリ「ツール・ド」がジャパン・ツーリズム賞

自転車・サイクリングを活用して観光振興を目指すサイクルツーリズム事業を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンが第6回ジャパン・ツーリズム・アワードの「デジタル活用賞」を受賞した。

次世代観光サイクリング地図アプリ「ツール・ド」を使った地方誘客の取り組みが評価された。(アワードは公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会、日本政府観光局が開催するツーリズムEXPOジャパンの主催イベント。

■受賞概要
・受賞名:デジタル活用賞 (デジタル・テクノロジーを活用して観光振興を進めている取り組みを表彰)
・受賞取り組み名:次世代観光サイクリングMAPアプリ「ツール・ド」を活用した地方誘客
・評価ポイント:近年サイクリングに対する関心が高まっているなか、スポーツ目的ではな く観光目的に重点を置いたアプリにより地方誘客を行う優れた取り組みである。観光サイクリ ングという新しいジャンルを仕立て上げた点を評価した。(ツーリズムEXPOジャパンより)
・過去の受賞歴:2019年の第5回同アワードにおいて、「全国サイクルツーリズムプロジェク ト『ツール・ド・ニッポン』」が入賞。

ジャパン・ツーリズム・アワードとは

ツーリズムの発展・拡大に貢献し、「ツーリズムEXPOジャパン」とのシナジー効果に寄与、または国内・海外の団体・組織・企業の持続可能で優れた取り組みを表彰。受賞取り組みを広く社会に知らしめることで、ツーリズムへの理解を進めると同時に、モデルとしてさらなるツ ーリズムの発展に寄与することを目的とする。
●ツーリズムEXPOジャパンのホームページ

次世代観光サイクリングMAPアプリ「ツール・ド」とは?

サイクリングMAPアプリ「ツール・ド」は、全国のおすすめサイクリングコースが検索でき、選んだコースMAPをスマホで確認しながらサイクリングを楽しめる、サイクリング観光に特化したアプリ。途中の「ご当地スポット」へのチェックイン機能、オリジナルフォトフレームでの記念写真機能、ゴール後の完走特典表示機能などを備えている。2018年10月のローンチ以来多くのサイクリストが利用し、そして多くの地方自治体が誘客施策として導入している。

【アプリ「ツール・ド」ダウンロード情報】
[iOS]
[Andoroid]

【アプリ「ツール・ド」実績】2020年9月現在
・掲載コース数 350コース
・展開エリア:23都道府県(宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、東京、神奈川、千葉、長野、山梨、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山、広島、愛媛、沖縄)
・総ダウンロード数:iOS 13,088:android 6,960