杏寿沙さんと行く伊豆の茶摘み体験と歴史探訪ツアー

元宇都宮ブリッツェンフェアリーの杏寿沙さんといっしょに伊豆の国市の名所を巡るeバイクファンライドが2020年4月25日(土) に開催される。主催はミヤタサイクル

杏寿沙さんと行く歴史探訪サイクリング

ミヤタサイクルは日本国内での独占販売権を有するMERIDA(メリダ)のレンタル・展示施設 『MERIDA X BASE(メリダ・エックス・ベース)』(静岡県伊豆の国市)で『MERIDA CYCLING ACADMY(メリダ・サイクリング・アカデミー)』を開設。地域へのスポーツ自転車文化の浸透と発展を促進するプログラムを定期的に開催している。

今回はMERIDA X BASEをスタートし、伊豆の歴史、伊豆の国市内の国指定重要文化財、史跡を豆知識など、杏寿沙さんが一緒に巡りながら解説。また静岡の名産品のお茶をかすり着物を着用しお茶摘みを体験。摘んだお茶はお土産に持ち帰れる。お昼ご飯は伊豆の名産品として有名な鯵の干物などの網焼き、お茶の葉天ぷらを味わう。1日で静岡・伊豆の「歴史」、「伝統」、「食」を満喫できる約25kmのコースをeバイクで巡る。

傾斜地にある茶畑は絶景も楽しめる

参加予約は3月19日(木)よりMERIDA X BASE公式HPの予約ページで開始。

静岡の名産であるお茶の摘み取り体験

【立ち寄り処】
江川邸(国指定重要文化財)
1958年に国の重要文化財に指定された江川家の住宅。民家として国の重要文化財に指定されたのは初めて。36代目当主である江川英龍は幕末時代に活躍した代官で、動乱の時代に国防の必要性を感じ、幕府に対する沿岸防備の建議や農兵制度、西洋砲術の研究と訓練、銃砲鋳造のための反射炉の計画と実行などを行った人物。4月12日に日本で初めてパンを焼いたと言われ、現在はパンの日にもなっている。江川邸の主屋の屋根裏とパン窯が見どころ。

北江間横穴郡(国指定史跡)
伊豆半島ジオパークに認定されている北江間横穴群は、海底にたまった火山灰の地層に掘られた遺跡。伊豆半島北部の田方平野周辺では7世紀ころから横穴墓がつくられるようになり、数多くの横穴墓が現存している。横穴群の分布や、そこで見られる地層を観察することで、大地の成り立ちとそこで暮らしてきた人々の歴史の一端を垣間見ることができる。

韮山反射炉(世界遺産)
2015年に世界遺産に登録された反射炉。幕末期の代官江川英龍(坦庵)が手がけ、後を継いだその子英敏が完成させた。反射炉とは、金属を溶かし大砲などを鋳造するための溶解炉。実際に稼働した反射炉として国内で唯一現存するもの。

世界遺産の韮山反射炉

茶摘み体験
静岡の名産であるお茶の摘み取り体験。かすりの着物を着用し新茶摘みという貴重な体験。韮山反射炉と富士山という2つの世界遺産を見ながらの茶摘み体験は記憶に残ること間違いなし。

韮山反射炉と 富士山という2つの世界遺産を見ながらの茶摘み体験

願成就院
1189年北条時政が建立した寺院。運慶作の阿弥陀如来坐像・毘沙門天立像・不動明王・矜羯羅童子像・制吒迦童子像(こんがらどうじぞう・せいからどうじぞう)とその胎内銘札の5体が2013年に国宝に指定。

【講座概要】
2020年4月25日(土)10:00~16:00
受講料1万円 (昼食、お茶摘み体験料、お土産、バイクレンタル込み)
※江川邸、韮山反射炉、願成就院の入場料は含まれず。
参加申し込み締め切り 2020年4月20日(月)
定員10名 (最少催行人員5名)
講座の詳細・申し込みは、MERIDA X BASE公式サイトを確認。
現地までの往復交通費、宿泊費は各自負担

ガイドライダーは杏寿沙さん

かすりの着物を着用して新茶摘みをする杏寿沙さん

2015年~2016年に宇都宮ブリッツェンフェアリー自転車競技部所属。現在はラジオパーソナリティ、栃木県内のイベントMC、スポーツジムでのインドアバイクトレー ナー、JプロツアーイベントMC、自転車イベントのゲストライダーなど自転車を中心 に幅広く活動中。心拍計POLARアンバサダー。

※開催の5日前(4月20日)の天気予報で開催判断。当日はeバイクの無料貸し出しを利用可。MERIDA X BASEでロッカー利用可。備品無料=ヘルメット/グローブ/フロントライト/テールライト/ボトルケージ。eバイクはフラットペダル。昼食代はプランに含まれるが、小銭などを携帯することを推奨。ウィンドブレーカーなどの防寒着の携帯を推奨。アレルギーがある人は事前に通知。中学生以下は必ず保護者の同伴が必要

歴史的軍用機カラーで登場のESSヘリテージコレクション

ノーベルアームズは、日本代理店事業を行う米国ESS(Eye Safety Systems)より、“CDI”、“CDI MAX”、“5B”、“CROWBAR”の新色のフレームカラー〝ESS HERITAGE COLLECTION”を2020年4月末より発売を開始する予定。

HERITAGE COLLECTION

ESS HERITAGE COLLECTION は全米軍(陸、海、空)で使用されるた歴史的軍用機にインスパイアされたマットカラーを取り入れた新色のフレームカラーになる。

米海兵隊が愛用するスライド式レンズ交換が可能な〝 CDI / CDI MAX“。 機能性とファッション性を兼ね備えた〝5B”。ハーフリムで視界が広く、独自の Lens Gateシステムによりレンズ交換が可能な〝CROWBAR”。各アイテムから「Matte Olive / Matte Navy」カラーを発売する。

●ESSのホームページ

エキスパート向け会員制自転車メディア「ラ・ルート」誕生

自転車ジャーナリストの安井行生、藤田宗親、栗山晃靖の3人が中心となった会員制自転車ウエブメディア『La route』(ラ・ルート)が2020年4月24日(金)に公開されることになった。

広告主に配慮したインプレッション記事、浅く薄い記事があふれかえっている現状を打破し、「いいものはいいダメなものはダメ」というジャーナリズムとして当たり前の視点と、 奥深い自転車の世界をとことん追求するため会費のみで運営していく。

『La route』立ち上げに際して、クラウドファンディングもスタート。想いや経緯などが詳しくまとめられている。

La routeとは

『La route』は、自転車ジャーナリズムを追求するエキスパート向けの会員制自転車メディア。インプレッション、技術解説、インタビューなど自転車に関連する記事を月に3~4本展開予定。運営を会員制とすることで、読者に必要な有益な情報のみを届けるとともに、サイクリストたちの道標となり、日本における自転車文化確立の一助になることを目指していく。

■『La route』公開日2020年4月24日(金)
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梶原悠未優勝のトラック世界選手権がNHK BS1で3月19日放送

トラック世界選手権の模様がNHK BSで3月19日(木)午後5時から放送される。国内トラック競技界で女子初の世界チャンピオンとなる梶原悠未の女子オムニアムの激闘が伝えられる。

梶原悠未が世界選手権オムニアムで初優勝 ©JCF

【本放送】
2020年3月19日(木)午後5:00〜 午後5:50 PART1
2020年3月19日(木)午後6:00~ 午後6:45 PART2
※途中10分間のBSニュースあり

【再放送】
2020年3月23日(月)午前9:00〜 午前9:50 PART1
2020年3月23日(月)午前10:00~ 午前10:45  PART2
※途中10分間のBSニュースあり

放送時間は予定で、別ニュースなどがあった場合には放送時間が変わる可能性ある。

落車で負傷しながら最後までトップを死守

女子オムニアムで日本選手史上初となる世界選手権金メダルを獲得した梶原悠未。序盤は盤石のレース運びだったが、中盤でまさかの落車。しかし最後までトップを譲らず、世界チャンピオンの栄冠を手にした。

強豪がひしめくレースで梶原はどのような走りを見せたのか。東京オリンピックに向けてオムニアムをどう見ればいいのか? この番組を見れば東京オリンピックでの梶原の走りが理解できること間違いないという。

脇本雄太 ©JCF

競輪選手の東京五輪代表争いも注目

男子ケイリンは脇本雄太が自身初となる世界選手権でも銀メダルを獲得。日本発祥のオリンピック種目「ケイリン」。日本は2018年に河端朋之が銀メダル、2019年に新田祐大が銀メダル、それに今回の脇本と3年連続で銀メダルを獲得した。

しかし悲願の金色メダルにはまたも手が届かず。日本人選手が越えなければならない壁とは?

さらにプロ競輪選手4人が争うオリンピック出場に向けた日本代表選手枠争いも大詰めを迎えた。誰がオリンピックに出場するのか? 激しいレースはどんな展開になったのか。ドイツ・ベルリンで行われた頂上決戦の模様をお伝えする。

●NHKの詳細ホームページ

東京五輪予選を含め自転車全競技が4月3日まで中止に

国際自転車競技連合(UCI)は2020年3月15日に声明を発表し、新型コロナウイルスによる危機的状況のために、4月3日まですべてのUCIカレンダー掲載レースを中止するよう主催者に要請した。日本では3月20日から22日に開催予定のツール・ド・とちぎが対象となる。

沿道に観客がいないコースを走るパリ〜ニース第5ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla

各国自転車競技連盟と主催者の一部はすでにレースを延期・中止する決定を下しているが、UCIはプレスリリースを通じて、4月3日まで競技の凍結を要求した。新型コロナウイルスが蔓延する地域でこれ以上の健康被害拡大をしないことが目的。開催・非開催によって影響が生じる国際ランキングや五輪出場枠争いにおける公平性を確保する意味もある。

UCIは前週と週末に複数の危機会議を行って、大会の中止、国際ランキングの停止、東京五輪・パラリンピックの予選会停止という決定を発表した。以下はその概要。

世界保健機関(WHO)によって危険にさらされていると特定された地域の自転車競技主催者は、UCI国際カレンダー上のレースをキャンセルする必要がある。

UCI国際カレンダーのすべてのイベントが中止になることを受けて、すべての国際ランキングを停止。3月15日から再開通知の日まで、少なくとも2020年4月3日まで期間中のUCIポイントは停止される。

2019ジロ・デ・イタリア第19ステージ ©Fabio Ferrari / LaPresse

延期のジロ・デ・イタリアも再設定は保証できず

2020東京五輪・パラリンピックの国別出場枠の配分にも影響が生じる。すでにロード、トラック、パラサイクリング・トラックは出場枠争いが終了しているが、マウンテンバイク、BMXレース、BMXフリースタイル、パラサイクリング・ロードは2020年3月3日からと期日をさかのぼって停止。UCIは、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)と調整する。

現在のところは4月3日までのレースを見送るとしているが、収束に向けての道筋が見られない場合はさらに措置を延長する可能性もある。第二次世界大戦でも中止されなかったツール・デ・フランドルは4月5日開催予定。パリ〜ルーベは12日だ。

ジロ・デ・イタリアをはじめとした主要大会は「開催延期」と発表し、統括団体のUCIに新たな開催日程の割り当てを求めているが、カレンダー上の保証はないとした。プロレースは毎週末にレース開催されているだけに23日間にも及ぶグランツールがどこに移動できるかは不明だ。

●国際自転車競技連合のリリース

観客なし、最終日打ち切り…パリ〜ニース異例の終幕

3月8日から15日まで全8ステージで開催される予定だったフランスのステージレース、パリ〜ニースは新型コロナウイルス懸念で最終日のレースを中止。14日に最後のステージが開催され、ボーラ・ハンスグローエマキシミリアン・シャフマンが総合優勝した。

パリ〜ニース第5ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla

シャフマンがチームの強力なコントロールのおかげで初日に獲得したマイヨジョーヌと、新人賞のマイヨブランを最後まで守りきった。レースが8区間から7区間に短縮されたとはいえ、2004年のイエルク・ヤクシェ以来となる全ステージの首位死守。ドイツ勢の優勝は2011年のトニー・マーティンに続く4回目。

最後ステージは山岳区間で行われ、アルケア・サムシックのナイロ・キンタナ(コロンビア)が優勝。シャフマンが第1ステージから首位争いを演じてきたサンウェブのティシュ・ベノート(ベルギー)を制して逃げ切った。

ジュリアン・アラフィリップ(右) ©A.S.O. Fabien Boukla

大会は新型コロナウイルスの余波で大きく揺れ動いた。開幕前はすでに隣国イタリアで大流行していたことから、参加は5チーム減の17チーム。急きょ第2カテゴリーのチームも招へいされた。さらにフランスでも感染が広がり、閣議決定で1000人以上の集会が禁止に。大会2日目からスタートとゴールに観客を入れないという異例の措置でレースを続行。

ゴール地点に観客がいない第2ステージ、NTTのジャコモ・ニッツォーロが優勝 ©A.S.O. Fabien Boukla
第4ステージの個人タイムトライアルを走るペテル・サガン。ここにも観客の姿はない ©A.S.O. Fabien Boukla

そして地中海に面した大都市ニースを舞台とした最終日の第8ステージを中止にして、14日の第7ステージでもってレースを打ち切った。

最後のステージとなった第7ステージはニースの目抜き通りを出発 ©A.S.O. Fabien Boukla
パリ〜ニース最終ステージを制したナイロ・キンタナ ©Nico Vereecken/PN/BettiniPhoto

それでも春のビッグレースを初制覇したシャフマンは手放しで快挙を喜んだ。

「最終日はとても大変だった。チームメイトがレースをコントロールする素晴らしい仕事をしてくれた。最後の3kmは地獄で、もうそこからは自分で耐えるしかなかったが、終わった今は楽園だ。勝利は痛みを消すからね」とシャフマン。

「4年間の選手生活で最大の勝利だ。多くの人は私が総合優勝できるタイプなのかを疑っていた。それは私の夢なんだ。私は1週間のステージレースで勝てる実力を示すことができた」

マキシミリアン・シャフマンがパリ〜ニース総合優勝 ©A.S.O. Fabien Boukla

●パリ〜ニースのホームページ