東京五輪ロードと甲子園からヒントを得た反射ベスト

R250から、昼も夜も視認性の高いベストに、猛暑の時はコンビニで容易に手に入るロックアイスや凍ったペットボトルを入れることができる背面ポケットをつけてみたというベストが発売された。2021年の東京五輪ロードを見て思いついたアイデアだという。「甲子園名物かちわり氷のようなものを、サポートカーから選手がガンガン受け取っていたので」と開発者。

R250 HI-VIZ 高視認性反射ベスト Gluck auf(ご安全に) 背面ポケット付き イエロー

背面ポケット付きに進化したベスト。夏場のライドに保冷材や凍ったペットボトルを入れてクールダウン。合言葉は、グリュックアウフ(ご安全に!)。

ブルベライダーからの要望で誕生したメッシュ反射ベスト。コンビニなどで容易に手に入る、ロックアイスや凍ったペットボトルを入れておく背面ポケット付き。猛暑ライドのクールダウンに効果あり。

圧倒的な通気性と伸縮性を併せ持つ軽量メッシュ生地のHI-VIZ(高視認性)反射ベスト。胸、腰、サイドにドットリフレクター。伸縮性が高くバタつきを抑えたシルエットは、タイトに着てもストレスを感じない。ブルベの夜間走行だけでなく、夜間早朝のトレーニングライドや通勤ライドでも活用できる。

ベストを着用したままでもサイドのスリットからジャージのポケットにアクセスできる。伸縮性が高いので、とてもアクセスが容易。ダブルファスナーを採用しているので、暑いときは下から開けることもできる。

とても薄いメッシュ生地のため、下のジャージが少し透けて見える。冬用のジャケットなどの上からも着用できる。モデルは166cm/58kgでSサイズを着用。防風ベストではない。

モデルは166cm/58kgでSサイズを着用

重量:92g(Mサイズ)
この製品を着用してのブルベへの参加可否については主催者によって判断が異なる。
・サイズ:S~XL
・サンボルト製
・1万450円(税込)

●ワールドサイクルの商品詳細ページ

別府史之ファン感謝イベントをキャノンデールがオンライン開催

日本を代表するプロロードレーサーとして17年を駆け抜けた別府史之(EFエデュケーションNIPPO)のファン感謝イベントがオンラインで開催される。選手生活の振り返りや、今後の活動などMC、ファンとのコミュニケーションを交えながらアットホームにお届けする。

キャノンデール・ジャパンは、日本を代表するプロロードレーサーとして17年を駆け抜けた別府のファン感謝イベントをオンライン開催する。チャット形式による 質問コーナーやサイン入りグッズ抽選イベントなど内容盛りだくさん。MC には別府がプロロードレーサーになる前から親交の深い小俣雄風太が担当。日本のロードレースシーンを牽引してきた別府の輝かしい活躍を振り返りながら、ライブでしか聞けないリアルな話を楽しもう。

©Jojo Harper

別府史之…17年間のプロ活動に2021年終止符を打つ

高校卒業後フランスに渡り、2005年に日本人として初めてUCIプロツアー選手となる。2006年にロードとタイムトライアルの日本チャンピオン獲得し、2007年に日本人初のUCIプロツアー(現ワールドツアー)ポイントを獲得。2008年にはアジアチャンピオンタイトルを獲得し、北京オリンピック出場。

2009年、日本人として13年ぶりとなるツール・ド・フ ランス出場。最終第21ステージで「敢闘賞」を獲得。日本人初の完走も同時に果たす。2011年にはロンド・ファン・フ ラーンデレンとパリ〜ルーベを完走し、日本人で初めて5大クラシック完走を達成した。また、2度目のグランツールと なるジロ・デ・イタリアに初出場。第1ステージのチームタイムトライアルで2位、第10ステージでは区間フーガ賞を獲得。

©EF Education–NIPPO

2012年ロンドンオリンピックに出場、ロード22位、個人TT24位。2016年にブエルタ・ア・エスパーニャを完走し、5大クラシックに続き、グランツール(世界三大ステージレース)全てでも完走を果たした。モニュメント、グランツール、世界選手権、オリンピックの世界10大ロードレースすべて完走している現役選手は10人しかおらずそのうちのひとり。日本、アジアを代表するプロサイクリスト。

別府史之 ©Jojo Harper

別府史之ファン感謝イベント 2021年(オンライン開催)presented by Cannondale
開催日時 :
12月4日(土)限定300名
<開場>17:30
<開演>18:00~20:00
12月5日(日)限定300名
<開場>17:30
<開演>18:00~20:00

チケット費:5500 円(税込)
開催方法:Zoom オンラインミーティング
申込期限:2021年11月23日(火)~12月2日(木)
支払いは PayPay、クレジットカードのみ。
開催3日前をめどにメールアドレスにZoomのURLを送付。
先着順で定員数になり次第終了。イベントの配信はZoomアプリケーションを使用

別府史之ファン感謝イベントの申し込みページ

森口寛己がKINAN AACA CUP最終戦V…シーズン総合でも1位

東海地区のロードレースシリーズ「iRC Tire Presents KINAN AACA CUP」の2021年シーズン最終戦が11月20日、岐阜県海津市・国営木曽三川公園長良川サービスセンター特設コースで開催された。ロードレースシーズンも終盤に差しかかりながらも多数の選手が参加。メインレースの1-1カテゴリーには、ホストを務めたKINAN Cycling Team8選手を含めた39人が出走。逃げ集団から抜け出し、スプリント勝負の一騎打ちに持ち込んだ森口寛己(Jin Cycling Team)が山本元喜を差し込み先着し、1-1カテゴリー初勝利を飾った。

KINAN AACA CUP 2021 第9戦は森口寛己が優勝 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

最終戦も4つのカテゴリーと2つのキッズカテゴリーのレースが行われた。長良川を眺める特設コースはシンプルなレイアウトゆえに選手間の駆け引きが要求され、いずれのカテゴリーも選手同士の思惑がぶつかり合う。

最高気温20℃を記録した長良川地域では思わずウォーマーを脱ぐ選手が出るほどの快晴。1-1カテゴリーでは暑さからボトル交換を要求する選手も頻繁に見られた。ホストを務めるKINAN Cycling Teamからは、山本元のほか、花田聖誠、山本大喜、福田真平、中島康晴、新城雄大、畑中勇介、荒井佑太の8選手が出走。

レースは2周目完了間際から動きがあり、荒井を含む7人が逃げを目論む。5周目で集団にキャッチされるもこの動きをきっかけにレースは徐々に活性化。

KINAN AACA CUP 2021 第9戦 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

決定的な動きが生まれたのは11周目。KINANメンバーが先頭を固め仕掛けていくと10名の逃げ集団が形成される。メンバーは森口に加え、川崎嘉久(Nerebani)、中山竜一(豊田工科高)、野上太一(天狗党)、寺田吉騎(Asia cycling academy)、満上亘(マメオチチ)、津田悠義(CCF)、KINAN Cycling Teamからは山本元、山本大、中島が入る。

足並みの揃ったメンバーは周回を重ねるごとにメイン集団からタイムギャップを稼いでいき、逃げきりを目指す。残り3周を切ると、寺田や山本元ら飛び出しを試みる動きが見られるが、いずれも吸収され最終周回へともつれ込んだ。

KINAN AACA CUP 2021 第9戦 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

残り1kmを切って切れ味鋭いロングスパートを仕掛けたのは山本元。前節でも同様の勝ちパターンに持ち込むが、これに森口ただひとり反応。

最後は、両者のスプリント対決は最終ストレートを2番手からまくりあげた森口が先着。見事1-1カテゴリーでの初優勝を飾った。

KINAN AACA CUP 2021 第9戦 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

大きな盛り上がりを見せたこのレースをもって2021年の「iRC Tire Presents KINAN AACA CUP」が終了。感染拡大防止のため、やむを得ず開催中止となる期間もあったが、6レースを開催。いずれの大会もカテゴリー問わずアタックの応酬が繰り広げられ、レースクオリティーの高さを示した。2022シーズンも東海エリアのみならず全国各地からステップアップを目指すサイクリストのが期待される。

このほか、レース外のプログラムとしてビギナー向けの「ロードレース入門講座」の講師を花田と中島が務めたほか、毎回好評のキッズスクールでは山本元を中心に参加者全員で筋力トレーニングにトライ。選手たちが取り組むオフシーズンのトレーニングを披露した。また、チームサプライヤーであるシリーズ協賛のiRC Tireほか、隼(ATHLETUNE)、FUSIONがブースを出展しレースや日頃のライドに役立つアイテムのPRを行なった。

iRC Tire Presents KINAN AACA CUP 2021 第9戦 1-1カテゴリー(102km)結果
1 森口寛己(Jin Cycling Team)
2 川崎嘉久(Nerebani)
3 満上亘(マメオチチ)
4 野上太一(天狗党)
5 寺田吉騎(Asia cycling academy)

シリーズポイントランキング(2021年最終)
1 森口寛己(Jin Cycling Team) 768pts
2 大前翔(愛三工業レーシングチーム) 640pts
3 井上亮(Magellan Systems Japan) 576pts
4 川崎嘉久(Nerebani) 512pts
4 福田圭晃(Velo Club Corbas) 512pts
4 中川拳(愛三工業レーシングチーム) 512pts

MTBの新世代女王は川口うらら…U23ロード含め全日本4冠

川口うらら(日本体育大)が11月21日に愛媛県の八幡浜市民スポーツパークで開催された第34回全日本自転車競技選手権大会マウンテンバイク(XCO)女子U23で2位に大差をつけ優勝した。20歳の川口は2021年、全日本自転車競技選手権大会でU23ロードレース、マウンテンバイク(XCE、XCC、XCO)の2競技・4種目で優勝して4冠を達成した。

川口うらら

自転車競技のひとつ、MTB(マウンテンバイク)には複数の種目がある。XCO(クロスカントリーオリンピック)は丘陵地に設定された周回コースを走って順位を競うもので五輪採用種目。XCE(クロスカントリーエリミネーター)は少人数で一斉スタートして勝ち上がっていく形式で、世界選手権とワールドカップで行われる。XCC(クロスカントリーショートサーキット)はクリテリウムと呼ばれる短い周回路でのレース。

第34回全日本自転車競技選手権大会マウンテンバイク(XCO)女子U23を走る川口うらら

川口は10月23日に開催された全日本選手大会ロードレースのU23で優勝。11月6〜7日に開催された全日本選手権大会マウンテンバイクXCE、XCCでも優勝していて、2競技4種目での全日本自転車競技大会で優勝を果たした。 

第34回全日本自転車競技選手権大会マウンテンバイク(XCO)女子U23を走る川口うらら

2021年8月にイタリアで行われたマウンテンバイク世界選手権にU23日本代表として選出され、34位という結果を残した。翌週のスイスでのワールドカップでは23位と健闘。10月から11月にかけて開催された全日本選手権では、女子U23ロードレース・XCE女子・XCC女子・XCO女子U23の4つへ出場し、それぞれで優勝を目標に挑んだ。

第34回全日本自転車競技選手権大会マウンテンバイク(XCO)女子U23で優勝した川口うらら(中央)

優勝候補と呼ばれプレッシャーがある中でも、海外でのレース経験を生かし、積極的にレースを展開し危なげない走りで優勝した。 

日本体育大の川口うらら

川口は2000年12月5日生まれの20歳。兵庫県たつの市出身。龍野高卒業、日本体育大在学。ホームコースのたつの市菖蒲谷森林公園のMTBトレイルで培ったテクニックを生かした走りが特徴。ジュニア(17~18歳)ではロードレース・マウンテンバイクの日本代表としてアジア選手権制覇・世界選手権にも出場。
現在はダイセル、ナガセケムテックス、帝国電機製作所の支援を受け、マウンテンバイク選手として活動中。

見守りロボットやバーチャルペットの訪問設定サービス開始

ユピテルは、全国でIT機器の設定・トラブル解決を⾏う⽇本PCサービスと提携し、見守りロボット「ユピ坊」、バーチャルペット「Juno(ユノ)」の訪問設定サポートを開始した。

ユピテルは、ホームロボットの購入を検討している人から、「⾃分で設定ができるかわからない」「購入しても使えるのか心配」「離れて暮らしているから設置に行けない」といった声に対して、コンシューマー向けロボットサポートの実績を持つ日本PCサービスと訪問設定サポートの提携をした。利用者の⾃宅に訪問して初期設定や使い⽅などの案内を行い、より多くの人が安心して「ユピ坊」「Juno」を活用できるようにした。

●ユピテルの詳細ページ

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感想(1件)

九代目自転車名人はパラの石井雅史と元参議院の小泉昭男

自転車の普及やその文化醸成に広く貢献した著名人に送られる称号「自転車名人」の九代目として、石井雅史(パラリンピックメダリスト)と小泉昭男(元参議院議員)が選出された。自転車活用推進研究会が11月19日に発表した。

九代目自転車名人の小泉昭男(中央)と石井雅史(右)。左は自転車活用推進研究会の小林成基

自転車名人は2005年に初代の故・忌野清志郎(ミュージシャン)が選ばれて以来、2年ごとに自転車活用推進研究会が選んできた。俳優の鶴見辰吾、経済評論家の勝間和代、元F1レーサーでその後自転車競技界に貢献を続ける片山右京、元財務大臣の谷垣禎一、マンガ家の渡辺航、タレントの石井正則、モデルの道端カレンがあとに続いた。

九代目自転車名人の石井雅史(元パラリンピック日本代表)
元参議院議員の小泉昭男
二代目自転車名人の鶴見辰吾
四代目自転車名人の片山右京
八代目自転車名人の道端カレン
九代目自転車名人のリモート記者発表

自転車活用推進研究会のホームページ