世界選手権ロードがNHK BS1で19日未明に放送へ

世界選手権ロードの模様がNHK BS1で2020年10月19日(月)午前0時26分から2時05分まで、99分の番組で放送される予定。10月19日(月)午前0時26分とは、18日(日)から19日に日付が変わって26分後の意味。

最終周回でアタックしたアラフィリップ ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2020

番組では男子エリートロードレースの模様をたっぷりとハイライトでお伝えする。解説は元プロロードレーサーの初山翔、実況は木下貴道。再放送は10月20日(火)午前9時からの予定。急なニュースによっては番組の放送が変更になる場合もある。

新型コロナウイルスの影響で急きょスイスからイタリアの開催となった2020自転車ロード世界選手権。舞台はかつてF1でも使用されていたイタリアのボローニャ県にあるイモラサーキット。大会は9月24日から27日の4日間で行われた。

実施種目の中でも世界的に人気の高い「男子エリートロードレース」は総距離250km以上で走行時間は6時間をこえる。累積標高差も5000mをこえる厳しいコースでの戦いとなった。

●NHKの番組ホームページ

2020世界選手権エリート女子ロード ©Dario Belingheri/BettiniPhoto©2020

●2020世界選手権ロード イモラ・エミリアロマーニャ大会日程
9月24日 エリート女子タイムトライアル(31.7km)
9月25日 エリート男子タイムトライアル(31.7km)
9月26日 エリート女子個人ロードレース(143km/獲得標高2800m)
9月27日 エリート男子個人ロードレース(258.2km/獲得標高5000m)

多摩川や尾根幹を走るPICCの無料ライドが参加者募集中

サイクルウェアブランド「パールイズミ」が運営するサイクリングコミュニティーPICC(Pearl Izumi Cycling Community)が10月24日に多摩川サイクリングロードや尾根幹線道路などでライドイベントを開催し、その参加者を募集している。

屋外でのグループライド。矢野口をスタートして、サイクリストの定番コースである多摩川サイクリングロードと尾根幹線道路を経由して、矢野口まで戻ってくる1周50kmのファンライドコース。途中、テラス席でも食べられるパン屋さん「エピソード」に立ち寄って休憩。参加者同士の交流も楽しみながら走れるのが魅力。

PICCは多くのサイクリストの出会い、つながり、楽しみを創出するコミュニティーを目指し、STRAVAグループでの交流、オリジナルウェアの製作・販売、ライドイベント(オンライン・屋外)の活動を中心に運営しているという。

<イベント概要>
■開催日 2020年10月24日(土)
■時間 08:00〜12:00
■集合 ローソン稲城鶴川街道店
■コース ローソン稲城鶴川街道店→多摩川サイクリングロード→立日橋→多摩境方面へ南下→尾根幹線道路北上→パン屋「エピソード」→ローソン稲城鶴川街道店
■立ち寄り エピソード
■距離 50km
■対象 平地を時速25〜28km前後で巡航できる、1回のライドで30km以上の走行経験がある
※自転車保険に加入していることを前提としたイベント運営
■担当 大西勇輝(コミュニティーマネージャー)・サポートスタッフ
■参加費 無料
■参加者の皆様へお願い ①当日朝の検温実施 ②マスクなど口元を覆えるアイテムの携帯(ライド中の着用は不要、入店時や休憩時に着用) ③イベント終了後2週間以内にコロナウィルスの感染が発覚した場合は、速やかに主催者に連絡  ④下記に該当する場合は参加をご遠慮ください。
・平熱を超える発熱
・風邪の症状がある方、体調不良の方
・コロナウィルス感染者または感染が疑われる方との濃厚接触から2週間経過していない方

●詳細と申し込みサイト

ゲレイロV、アルメイダがマリアローザ死守…ジロ・デ・イタリア第9S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月11日、サンサルボ〜ロッカラーゾ間の280kmで第9ステージが行われ、EFのルーベン・ゲレイロ(ポルトガル)が初優勝した。個人総合成績ではドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が首位を守った。

ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル)がジロ・デ・イタリア第9ステージを制した ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

ゲレイロはワールドツアー初優勝。ポルトガル勢がジロ・デ・イタリアでステージ優勝したのは、1985年から1989年までに区間5勝したアカシオ・ダシルバ以来2人目。さらにゲレイロは山岳賞でもトップに立った。

ポルトガル勢が活躍。ルーベン・ゲレイロ(左)が山岳賞、アルメイダがマリアローザ ©Marco Alpozzi/LaPresse

首位のアルメイダはこの日18秒遅れたが、マリアローザを守った。グランツールでリーダージャージを着用した日数は7となり、ポルトガル勢としてはツール・ド・フランスで4日、ジロ・デ・イタリアで2日リーダージャージを着用したダシルバを抜いた。

第9ステージは雨模様のレースになった ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ルーベン・ゲレイロ(ポルトガル、EF)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

その差を詰められたもののマリアローザを死守したアルメイダ ©Massimo Paolone/LaPresse

第8ステージにもどる≪≪   ≫≫第10ステージにすすむ

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●ジロ・デ・イタリアのホームページ

ドーセットがラインレースで初勝利…ジロ・デ・イタリア第8S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月10日、ジョビナッツォ〜ビエステ間の200kmで第8ステージが行われ、イスラエルスタートアップネーションのアレックス・ドーセット(英国)が独走で優勝した。同選手はタイムトライアルのスペシャリスト。2013年の第8ステージ以来の大会通算2勝目となるが、集団スタートのラインレースでは初勝利。

アレックス・ドーセットが6人の第1集団からアタック ©Fabio Ferrari/LaPresse

個人総合成績ではドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が首位を守った。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也は13分56秒遅れの区間95位。総合成績では48分11秒遅れの100位。

2020ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

「イスラエルスタートアップネーションがワールドツアーチームにステップアップして以来、チームはこの勝利のために戦ってきた」とドーセット。

6人の第1集団に加わり、その中からアタックを決めて独走を果たした。

タイムトライアルのスペシャリストであるドーセットが単独でゴールを目指す ©Fabio Ferrari/LaPresse

「今日、チームはアタックする計画を立てた。マティアス・ブランドルか私のどちらかが勝者だったかもしれない。これまで経験したことのないような信じられないことで、大きな救いとなった。ボクはまだ来年の契約を結びつけていないからね」

「まだ自転車レーサーとしての活動を続けていきたい。仕事ではなく、私がやりたいことであり、私が得意なことだからだ。もうすぐ初めての赤ちゃんが誕生する。心配だけどお父さんになることを楽しみにしている。今日のステージで勝つのと同じくらい感動すると思う」

ラインレースとしては初勝利を挙げたドーセット ©Jennifer Lorenzini/LaPresse
マリアローザの上に新人賞ジャージを重ね着するアルメイダ ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

2020ジロ・デ・イタリア第8ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

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時速51.234km、大会史上最速でデマール3勝目…ジロ第7S

第103回ジロ・デ・イタリアは10月9日、マテーラ〜ブリンディージ間の143kmで第7ステージが行われ、グルパマFDJのアルノー・デマール(フランス)が第4ステージ第6ステージに続く今大会3勝目、大会通算4勝目を挙げた。

2020ジロ・デ・イタリア第7ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

この日の平均時速51.234kmは大会史上最速。これまでの記録は2012年にアンドレア・グアルディーニが優勝した第18ステージの49.439km。

個人総合成績ではドゥークニンク・クイックステップのホアン・アルメイダ(ポルトガル)が首位を守った。

バーレーン・マクラーレンの新城幸也はトップと同タイムの区間67位。総合成績では48分11秒遅れの102位。

マテーラ〜ブリンディージ間の距離143kmは開幕がブダペストで実現できなかったことで急きょ採用されたステージだった ©Fabio Ferrari/LaPresse
マリアローザのアルメイダを引っ張るドゥークニンク・クイックステップ勢 ©Fabio Ferrari/LaPresse
スタートの町、マテーラ ©Marco Alpozzi/LaPresse
ジロ・デ・イタリア史上最速レースを制したデマール ©Gian Mattia D’Alberto – LaPresse
今大会3勝目、ポイント賞ジャージを着るデマール ©Massimo Paolone/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
マリアアッズーラ(山岳賞)フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)
□マリアビアンカ(新人賞) ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥークニンク・クイックステップ)

5日間マリアローザを着用するアルメイダ ©Massimo Paolone/LaPresse

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パリ〜ルーベ中止…リールの感染拡大により当局が要請

10月25日に開催予定だったパリ〜ルーベが急きょ中止になった。当初は4月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により延期。フランスでは第一波を上回る感染拡大の渦中で、フランス当局が主催者ASOに中止を要請した。

北の地獄パリ〜ルーベ ©ASO Pauline Ballet

「北の地獄」と呼ばれる石畳の悪路を走ることで知られるパリ〜ルーベは2020年に開催されないことになった。初開催となるはずだった女子レースも中止となった。

フランスでは直近の2日間で、1万6000人と1万8000人以上の新規感染者が発表されている。首都パリではバーの営業が停止となり、レストランも時間短縮を余儀なくされた。パリ〜ルーベのコースに近い大都市リールも「最大の警戒ゾーン」となり、ついにASOも開催を断念。「2021年4月11日にパリ〜ルーベで会おう」というメッセージを発信した。

●パリ〜ルーベのホームページ